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ぼくがビックリマンから学んだこと:第5弾〜ブラックゼウスが高額で取引されている理由

 どうも、いしかわごうです。

今回は第5弾です(過去の記事はこちらのマガジンで読めます)。

■幻のブラックゼウスを引き当てる

そんなある日、その幻のブラックゼウスを引き当ててしまったんですね。

プール帰りに寄ったシーサイドプラザ(というスーパー)で、たくさん入荷されていたビックリマンを買ったときに当たりました。

 当時からビックリマンチョコってどこのお店も慢性的不足で買えなかったので、お店にたくさん入荷されるタイミングというのは、だいたい新しい弾だったり、前期から後期の入れ替わりの時期だったりするんですね。後期のブラックゼウスが封入されて入荷した時期に、ビックリマンを買うことができたというわけです。

 パッケージからシールを取り出した時、「んっ????」と思いました。というのも、何にも色がついていないシールが出てきたわけです。

(↑チョコから取り出した時、こんな感じで何もないシールに見えるんです)

・・・・ただならぬ雰囲気を感じましたね。

角度を変えてみた時、ブラックゼウスだとわかった時の喜びと驚きたるや・・・・おしっこ漏らしそうになったほどです。30年以上前のことだけど、鮮明に覚えてます・笑。

■ブラックゼウスは悪の神

 ブラックゼウスのホログラムシールは、正面から飛び出してきたような姿になっています。

 どこから飛び出してきたのかというと、第6弾のヘッド「始祖ジュラ」の体から脱皮し出現したんです。そもそも「始祖ジュラ」は、天使を滅ぼすそうと自身のパワーアップのためにブラックゼウスを体内に吸収していたんですね。その始祖ジュラを倒してブラックゼウスを救出したものの、長い間始祖ジュラの体内にいたことで、悪魔の心に支配されてしまっていたというわけです。ブラックゼウスは悪の神なんです。

・・・というのが公式設定なのですが、僕らの時代は、「始祖ジュラの体内から飛び出してきたときに、その頭をかぶってしまったことで、運悪くブラックゼウスは悪魔になってしまった」というのが、当時の定説でした。子供だから、解釈も適当ですね。

(↑ブラックゼウスの裏紙に書かれている情報)

■ブラックゼウスが高額で取引されている理由

ブラックゼウスの第6弾のヘッドシールというのは、懸賞品や福袋品などのシールを除けば、ビックリマン市場の中ではかなり高額で取引されているシールとしても有名です。

 ブラックゼウスというキャラクターに自体が人気があるんですけど、高額で取引される理由は保存状態の難しさにあります。

そもそも、当時の少年たちのビックリマンシールの保管の仕方というのは、裸状態で全部重ねて輪ゴムでまとめるか(だいたいヘッドが先頭にするのでボロボロになる)、クッキーやせんべいの缶に入れておくぐらいでした。

そこらへんに貼って遊ぶはずのシールを「集める」というところが子供心にヒットしたわけですから、それを綺麗な状態でファイリングして保存するという発想なんてないわけです。

なにせ謎が多い人気シールだっただけに、持っているだけでヒーローになれて、みんなから「見せて!見せて!」とせがまれるアイテムです。いろんな人がベタベタと触るので、どうしてもボロくなります・笑。

しかもブラックゼウスは、キラキラしたプリズムシールではなく、初めてのホログラムを採用したシールでした。特に角にあるホログラムが欠けやすくて、綺麗な状態で残っていることがほとんどないんですね。

 そんな時代背景もあって、現在まで綺麗な状態で残っているブラックゼウスはものすごく貴重なんですね。完品と呼ばれる最高状態だと数十万円の値段がつくとも言われています。

 ちなみに僕が現在持っているのは、割とボロボロの状態のブラックゼウスです。

コレクターの中にはシール状態にこだわる方が多いですが、僕自身に関していえば、当時のものに関しては、綺麗なシール状態に強いこだわりはなかったりします。昔のシールなので、多少はボロくても、それはそれで当時の味を感じられるし、愛着も湧いて良いじゃないかなと思っている方ですね。

・・・しかし、ブラックゼウスのホログラムシールは衝撃だったなぁ。

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