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「うまくいっても、『運がよかったんだぞ』ってね」。運について語るとき、大島僚太が語ること。


 リオ五輪を終えて帰国した後、川崎フロンターレでのリーグ戦を消化しながら、ワールドカップアジア最終予選で日本代表選手としてデビュー・・・大島僚太は、実にめまぐるしい日々を過ごしています。

 少し前のスポニチで、大島僚太の「足裏診断」の記事が掲載されていました。
【足裏診断】川崎F大島 周囲が助けずにはいられない“愛され王子”

 この記事の詳細な診断結果に「運がいい」という要素があったそうで、彼は「自分は運がいいなぁと思うんですよ」としみじみ明かしてくれたんです。

ある日の練習後、彼と少しだけ雑談する機会があって、その話題にちょっと興味が湧いたので、何について「運がいい」と思うのかと突っ込んで聞いてみました。すると彼は、「サッカーにおいてですね」と一言。

「フロンターレに入ったことがそうです。タツルさん(当時スカウトだった向島建)が静学(静岡学園)じゃないと自分を見に来ていなかったし、タツルさんを信頼してチームの人も自分を取ってくれた。運がいいなぁと思うんですよ。フロンターレに入れたこともそうだし、それからの監督も、相馬さん、風間さんと静岡の人ですからね」
 
 人生は巡り合わせとはよく言ったものです。今や日本代表にまで登りつめた大島僚太ですが、高校卒業後は大学に進学することが決まっていて、サッカーも辞めるつもりだったのは有名な話ですね(詳しくはこちらのコラム参照で)。

 この「運がいい」という話を聞いて、後日、「運」について、大島僚太の考えをもう少し突っ込んで聞いてみました。彼の考えに影響を与えたのは、ある指導者の、こんな言葉だったそうです。

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