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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第3節・ガンバ大阪戦)

 3月10日は等々力競技場でガンバ大阪戦です。

 今季のガンバ大阪ですが、長年率いていた長谷川健太監督に代わって、レヴィー・クルピ監督が指揮を執っています。

「去年のケンタさんのガンバとは少し違う。クルピさんの色が随所に出ている。ただ隙はあるので、そこをいかに突けるかになる」とは中村憲剛の言葉。守備組織を重視した前任者に比べると、クルピ監督からはポゼッションサッカーを志向し攻撃的なスタイルを掲げようとしている方向性は感じますね。チームの骨格を担う主力は変わっていませんが、積極的に若手を起用するなど、指揮官によるカラーの違いも見て取れます。

ただ今シーズンは公式戦3連敗中で、昨シーズンから数えると公式戦未勝利は16試合。チーム全体としても「うまくいってない雰囲気」は漂っているはずです。そこをどう突いていけるかですね。

では、いつものように、試合の見どころをディープに語っていきたいと思います。ラインナップはこちらです。

1.エドゥアルド、チョン・ソンリョンが合流。中二日で臨むガンバ大阪戦。気になる予想スタメンは?

2.「話をしながらやれればいいかな。心配はしていないです」(中村憲剛)、「変に気を使うこともない。思い切ってやりたいですね」(小林悠)。意外といえば意外な前線のユニット。阿吽の呼吸を繰り出せるか?

3.「ガツガツ来てくれたほうがいいですね。背後を取りやすいから」(小林悠)、「食いつきは癖があるかもしれない。そこをうまく利用できればいいね」(中村憲剛)。公式戦3試合で8失点。隙が生まれがちなガンバ守備陣の狙いどころとは?

4.失点が続くセットプレー問題。豊富なキャリアと経験を持つチョン・ソンリョンが語ったスタンスとは?

5.「連戦なので、効率よく戦わないといけないですよね」(登里享平)、「もっと楽にゲームを進めるようにしていきたいと思っている」(家長昭博)。中二日の連戦だからこそ、より心がけたいゲームの進め方と終わらせ方。

以上、5つのポイントで約6000文字です。

なお、水曜日のACLメルボルン戦のレビューも昨日の深夜に公開したばかりです。こちらもよろしくどうぞ。→ロスタイムに起きた「痛すぎる水漏れ」。試合後の選手たちの証言から浮かび上がってくるもの。(ACL・メルボルン戦:2-2)

では、スタート!

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