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「自分たちがやるかやらないか」。中村憲剛が掴んだ、ある確信とは?そして大久保嘉人を沈黙させるために押さえておきたい3つの秘策。/ 試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第4節・FC東京戦)

 3月18日は味の素スタジアムでFC東京戦、多摩川クラシコです。

「いや、本当に。7連戦、やっとここまで来たなと・・・」

 そう実感を込めて笑っていたのは、試合前日の車屋紳太郎です。
無理もないかもしれません。彼はフロンターレで唯一、ACLの香港と中国のアウェイ遠征も含めた公式戦6試合にフルタイム出場を続けている選手ですからね。けが人が続出している状態ですから、このフル稼働ぶりは頼もしい限りです。多摩川クラシコが終われば、2週間のインターバルがあるだけに、チームにとってもここが正念場。なんとか乗り切って欲しいと思います。

 さて。
アウェイで迎える週末の多摩川クラシコのポイントは、どこになるのか。早速ですが、ディープに解説したいと思います。ラインナップはこちらです。ポイントは5つ。

1.田坂祐介の強行出場か。長谷川竜也のサイドバック起用か。気になる予想スタメンは?

2.「自分たちがやるかやらないか」。広州恒大戦で中村憲剛が掴んだ、ある確信とは?

3.連戦だからこそ心がけたい、メリハリのつけたプレッシングとチーム全体のコンパクトさ。「リトリートは、自分の中で後ろに下がって引きこもることではない。いつでも取りにいく状況を前で高く保っているのもリトリート」。奈良竜樹が目指す守備の狙いは機能するか。

4.「ヨシトさんは本当にストライカーという選手。ラスト1分のワンプレーでゴールを狙っている」(車屋紳太郎)。そしてフロンターレ守備陣が、大久保嘉人を沈黙させるために押さえておきたい3つの秘策。

5.「良いホテルだなーと思ったら、夜中に体調を崩したんですよ(苦笑)」。去年3度の多摩川クラシコに未出場だった大島僚太。そして「相手がドリブルを嫌がっていたらドリブルを仕掛けたいし、出して動くを嫌がっていたら、そこを意識したい」とギラギラ感を口にする長谷川竜也。ひそかに注目しておきたい静学先輩後輩コンビ。

 以上のポイントで、全部で約7500文字で語っています。レビューよりボリュームありそうなプレビューってどうなんだ?と思いつつも・笑、試合をより深く、濃く楽しみたい方にぜひ読んでいただきたく思います。

それでは、スタート!

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