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ぼくがビックリマンから学んだこと:第21弾〜ヘッドロココを引き当てるための涙ぐましい努力を振り返る。

ビックリマンファンの皆さん、こんにちは。

どうも、いしかわごうです。

今回も、憧れだった第9弾のヘッドシール・ヘッドロココのお話をしたいと思います。

■ヘッドロココを引き当てるための涙ぐましい努力

当時の「ヘッドロココ」というのは、持っているだけで周りでも人気者だったり、ヒーローになれるぐらいのアイテムでした。

もちろん、めちゃくちゃ欲しかったんですよ。

なんとか引き当てようと、子供ながらに頑張りましたね。

ただなにせ、ビックリマンチョコ自体が品不足で売ってません。

よく覚えているのが、住んでいる町の一番大きいファミリーデパートに家族で行ったときのことです。

珍しくビックリマンチョコが大量に入荷されていたんですよ。

もちろん、大興奮です。当時は第9弾。その場で転げまわるほどの大興奮です。

ブーム絶頂期なので、「購入は一人3個まで」の張り紙がされていました。

ただ、3回のチャンスで、ヘッドロココを引き当てる自信はありません。しかし、このチャンスは逃したくありません。

そこで子供ながらに作戦を考えた結果、一緒に来ていた母親と姉にお願いして、個別にレジに並んで買ってもらいました。人海作戦によるビックリマン購入です。

もっと言うと、個人商店とは違ってデパートだったこともあり、「一人3個まで」と言うルールをそこまで厳密にチェックしてないようでもありました。

個人商店だったなら、レジが同じおばちゃんなので何度も買うとすぐにバレるんです。ただデパートならば、商品を買うレジもたくさんあります。

そこで少し時間が経ってから、前回とは違う場所のレジのお姉さんのところで、「初めて買いますけど?」的な雰囲気を出してさらに3個を買ったりとか、こずるい技も使って、結局、10個ぐらいは買えたのかな。

・・・・・そんな涙ぐましい努力(?)までして引き当てようとしましたけど、逆にそれが悪かったのか・笑、ヘッドロココは現れてくれませんでした。

・・・・・悔しいです!

ヘッドロココは、持っている友達がみんなすごく大切にしていたシールなので、第9弾当時は、みんな手放さなった記憶がありますね。

今思えば、ヘッドロココを忘れるために、ガムラツイストやドキドキ学園に浮気して、そのキラシールで満足しようとしたこともありました・笑。

でも、満たされないんやーーーー!!

実は欲しいビックリマンシールを集めるのって、戦略・戦術が必要になってくるんですよね。

箱買いなんて子供には無理でしたし、当時は「まんだらけ」のようにシールを取り扱っているショップもありませんし、ネットオークションで探すこともできません。

買えるお店を足を使って探して、コツコツと買ってシールを集めるのか、ダブったシールを友達と交換するのか。

もしあのとき、本気でヘッドロココを入手したいのなら、もっと戦略を練らなくてはダメだったのかもしれません。。。。。まだまだ情熱が足りなかったと言うことです。

本当にまぶしかったんですわ、ヘッドロココは。

■オーソドックな「正扇型」

ここからは少し違う視点の話を。

ヘッドロココは一番の人気キャラですが、シール自体の価値は、そこまで高騰しているわけではありません。当時のビックリマンは人気絶頂で、シール自体も大量に生産されたこともあり、市場には流通しています。

ただ、シールの背景に輝いているプリズムの柄によって、3種類のバージョンがあります。この違いがマニア心をくすぐるんですね。

一番オーソドックスなのが、プリズムが扇の柄になっている「正扇型」。

いわゆる、「ヘッドロココ」の見本として掲載されるときに使われているもので、圧倒的大多数がこの正扇型のバージョンです。

■ちょっとレアな角プリズム型

次にちょっとだけレア度が増すのが、プリズムが角になっている「角プリズム型」です。

・・・違い、わかりますかね?
扇の柄になっているはずのプリズムの背景が、他のヘッドシールと同じように角ばったプリズムになっているんですね。正扇型に比べると、少しだけ高いです。

これは当時、あまりのビックリマン人気でシールの製造が追いつかず、それでも間にあわせるために、工場によっては第8弾の後期ヘッド「ネロ魔身」の銀プリズムの余りをシートに使って印刷したのではないかと言われてます。

(↑並べて比べると、違いがよくわかると思います)

■もっとも希少価値の高い「逆扇型」!

最後に、もっともレアな柄。それがプリズムの扇の柄が逆さまになっている「逆扇型」です・・・僕は持っておりません!

製造時に扇型のシートを反対側にセットして印刷されてしまったミスシールらしく、非常に珍しい柄です。ビックリマンシール全体の中でも希少価値が高いシールで、10万円以上の高額で取引されるレアシールです・・・すごい!


何気なく目にしていたヘッドロココに、バージョン違いがあったなんて子供の頃はあんまり話題になかったですね。違いを知ったのは、大人になってからのことです。

ちなみに、前回も紹介した1987年4月号のコロコロコミックに掲載された、「ヘッドロココ」。

名前のロゴをよーーーーく見ると、シール版と比べて、「ロココ」のピンクの文字の間が、ピンクのまま潰れた状態になっていたりします。

コロコロに情報を掲載するのは、シールを発売するかなり前だったそうですから、まだ修正前のバージョンだったんでしょうね。こういうところまで気になりだすと、すっかりマニアですな。

今回は、ちょっとマニアックな話をさせてもらいました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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