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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第9節・ヴィッセル神戸戦)

4月28日はノエビアスタジアム神戸でヴィッセル神戸戦です。

ここ数日は、「平成最後の〜」のフレーズをあちこちで耳にしますが、やっぱり言いたくなりますね。川崎フロンターレとしては、この神戸戦が平成最後のJリーグのゲームです・笑。

現在、ヴィッセル神戸の指揮をとるのは吉田孝行監督です。

リージョ体制が電撃的に終焉を迎え、再び吉田体制となりました。前節のリーグの浦和レッズ戦は0-1で敗戦。ダビド・ビジャとアンドレス・イニエスタの大黒柱が欠場しており、ルヴァンカップに関しては、ターンオーバーしています。ビジャとイニエスタがいるかどうかで攻撃のクオリティはかなり変わるチームなので、直近の公式戦2試合と比べて、このフロンターレ戦でどういう戦いをしてくるのかは読みにくいところがありますね。

そんな試合についてのプレビューは、たっぷりすぎるほど書きました。なので、そちらを存分に読んでもらいたく思います。

今回のラインナップはこちらです。

1.「誰が出ても高い水準のゲームができるチームにならないといけないと思ってます」(脇坂泰斗)。若手に芽生え始めた責任感。総力戦が続く中で、チームに起き始めている変化。

2.「ポジション争いは激しいが、続けていくことで少しでも試合に出れるようにやっていけるように」(齋藤学)、「意識することはいつも変わらないです」(長谷川竜也)。厳選区の左サイド争い。阿部浩之か、齋藤学か、それとも長谷川竜也か。両翼と組み合わせと、中盤のバランスから読み取れる現状の最適解は?

3.「ボールを持っていない時に、いかにコンパクトにしておくのかが大事だと感じてます」(大島僚太)。去年、唯一の3失点を喫した神戸攻撃陣にどう守るべきか。自分たちの距離感で守るために必要な、前線からの「まぶす」作業と強気な陣形設定とは?

4.「バルサにいた時によく見ていました。オールラウンダーで何をやってもうまい」(谷口彰悟)。世界ストライカー・ダビド・ビジャとの対峙を心待ちにする谷口彰悟。そしてボールを持つと何かを起こすアンドレス・イニエスタから、どうやってボールを奪うのか。ヒントはその発想を変えることにあり。

5.「点を取ることで、自分が『生きているな』と感じた。自分がサッカーをやっている意味は、ゴールなんだな。それを確認できました」(小林悠)。ゾーンに入った状態で生まれた蔚山戦での初得点。どうしても書いておきたい小林悠のこと。

以上、5つのポイントで全部で11000文字ぐらいです。相手チームのこと、こちらのチームのことなど書きたいポイントがたくさんありすぎて、大ボリュームになりました。平成最後のプレビューですからね。個人的には、小林悠のコラムはぜひ読んでもらいたく思います。

なお、直近のゲームのレビューも、好評公開中です。→水を得た齋藤学と水を運んだ登里享平による左サイドがもたらした怒涛の総攻撃。そして死闘の果てに見出した、ある光明。(ACL第4節・蔚山現代戦:2-2)

前節のリーグ戦です。→ハイプレスを仕掛けたい湘南を困らせた、中盤の底で「浮く」家長昭博の位置取り。そして隣でコンビを組んだ田中碧が驚嘆した、大島僚太の凄さとは?(リーグ第8節・湘南ベルマーレ戦:2-0)

では、プレビューのスタートです。

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