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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(ルヴァンカップ準々決勝2ndレグ・FC東京戦)

9月3日は、味の素スタジアムでルヴァンカップ準々決勝2ndレグ・FC東京戦です。

等々力での第1戦を2-0で終えて迎える第2戦。言ってしまえば、2-0から始まる、90分の後半戦ですね。
 
 選手たちの試合運びの意識について取材してみると、あくまで先制点を取りにいくこと。そして何より勝ちに行くという姿勢を打ち出しています。それでいて、失点しない「したたかさ」も必要になってきます。

 いろいろな思惑が入り乱れる90分になりそうですが、そんな試合の見どころを、いつものようにディープに語っています。

ラインナップはこちらです。

1.「そこは全く予想していなかった」と中村憲剛が語る組み合わせで臨む、大事な第2戦。「つなげてくれた選手のためにも、勝たないといけない」と力を込めた小林悠主将。継続か、変化か。気になる予想スタメンは?

2.川崎フロンターレが第2戦で持っている3つのアドバンテージとは?

3.2-0から始まる90分の後半戦。中盤で求められるゲームコントロールと舵取り。「そのはがした後は、あんまり急ぎすぎないという選択肢も大事かなと思います」(大島僚太)。

4.お互いに生かし、生かされる関係になっている、前線の小林悠と家長昭博。「左利きの選手が入ってくると、あのシュートコースがある」(小林悠)。「ゲームはあの二人が作ってくれると思うので、前の選手はしっかりとやって頑張りたい」(家長昭博)。二人でも崩せるヒントとは?

5.阿部浩之にどうしても聞いてみたかった、「等々力での奇跡の逆転劇」というシナリオを打ち砕いた2014年のナビスコ準決勝ガンバ大阪戦の話。「無理をせず、川崎の攻撃を受けて、カウンターを狙っていましたね。そういう風に、したたかにやれればいいと思います」。この試合を勝ち抜くヒントも、そこにある。

以上、5つのポイントで約7000文字です。特にポイント5の2014年のナビスコ準決勝ガンバ大阪戦の話は、阿部浩之にどうしても聞いてみたかったので、今回取材できて良かったです。ぜひ読んでみてください。

よろしくどうぞ。

なお、1stレグのレビューはこちらです。→鬼木フロンターレ対策として定番化してきた〔5-3-2〕システム。指揮官が打ち出した「対策の対策」とは?(ルヴァンカップ準々決勝1stレグ・FC東京戦:2-0)

では、スタート!

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