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試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第17節・ジュビロ磐田戦)

6月30日はヤマハスタジアムでジュビロ磐田戦です。

 この第17節を持って対戦が一巡し、シーズン前半戦の終了となりますね(ただしACL組だった川崎フロンターレは前節に試合がなく、1試合消化が少ない状態です)。

 そして、このジュビロ磐田戦は、二週間の中断期間をどう生かしたかをチームとして表現する一戦とも言えそうです。

今回は本文をかなりのボリュームで書いたため、早速、本題に入りますね。ラインナップはこちらです。

1.「二週間空いて、すごく良いトレーニングが出来ました。もう一回、自分たちの質を高めようと良い練習ができたので、結果を求めたい」(小林悠)、「試合がないのは僕たちだけで、練習では強度と質の部分を求めてきて、強度が高かったですね。その中での質の部分も求めてきました」(大島僚太)。川崎だけが得た「二週間の中断期間」を生かすために、チームが取り組んできたこととは?

2.「ここ最近のところでいうと、(決定機を作るのが)後半だけだとか、時間の偏りを感じています」(鬼木達監督)。まさに「急がば回れ」。追加点が奪えないチームにおける得点力向上のための「鬼木流アプローチ」を読み解く。

3.「攻撃の時に、中からの崩しがないと外も生きないと思ってます」(脇坂泰斗)。「一人でも前を向いて仕掛けてくれるし、それだけではなくビルドアップにもうまく参加してくれる」(大島僚太)。攻撃のリズムを生み出す脇坂泰斗。中盤のピースとして期待できることとは?

4.「一番違うのは、フィニッシュに対してのゴール前に入る人数の違いだと思います」(長谷川竜也)。さらなる変化が加わりそうな左サイドの崩し。左サイドに「3人目の動き」を加えるのは誰だ?

5.「カウンターの強さや速さはあると思うので、そこのリスク管理のところですね」(登里享平)。警戒したい、ルクセンブルク代表のFW・ロドリゲスのチカラ。守備で気をつけるべきポイントとは?

6.「相手にプレッシャーをかけるという意味でも、セットプレーの脅威は作っておきたい」(谷口彰悟)。セットプレーから2試合連続でヘディングゴールが生まれている磐田戦。今節も狙わない理由はない。

以上、6つのポイントで全部で、まさかの約11000文字です・笑。中断期間があった分、ボリューム満点でお伝えします。磐田戦の向けたポイントがよくわかると思います。ぜひ読んでみてくださいね。

なお、前節のレビューはこちらです。→「これを超えれば、また新しい自分が見つかる」。同点シーンに凝縮されていた小林悠の取り組み。壁に向き合い、もがきながら乗り越えようとしているエースストライカーの現在。(リーグ第15節・北海道コンサドーレ札幌戦:1-1)

もう一つ。こちらは、コパ・アメリカで活躍した三好康児と板倉滉について書いたものです。約8000文字ほど。読んで損はさせませんので、ぜひ。→三好康児と板倉滉の成長に思うこと。

では、本文スタートです!

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