「自分が良いシュートを打てれば絶対に止められない。それは常に狙ってますね」(阿部浩之)。連続してポストに弾かれた82分の決定機。常にギリギリのコースを狙うコントロールショットのこだわり。(ルヴァンカップ準々決勝1stレグ・鹿島アントラーズ戦:1-1)

 鹿島スタジアムでのルヴァンカップ準々決勝1stレグ鹿島アントラーズ戦は1-1のドロー。

アウェイゴールを持ち帰ってのドローならば、悪くはない結果だったと思います。

第2戦があるときのレビューを書くのはなかなか難しいですね。なので、早速ですが、本題に入りたいと思います。ラインナップはこちらです。

1.「相手のボランチが食いついてくるという分析はあった。その後ろを使おうというのは知念とも話していた」(赤﨑秀平)。攻め筋になっていた〔4-4-2〕システムだからこその攻撃エリアと、狙い目だった鹿島ボランチの背中。

2.「迷いました。最初は西選手と遠藤選手を見ていて、これはオフサイドじゃないから、あれは(マークを)ついていかないといけない」(登里享平)。 「そこは唯一やられたところ。中のマークをもうちょっとつければよかった」(舞行龍ジェームズ)。失点はなぜ起きた。定石通りだった鹿島の一手に、後手を踏んだ原因とは?

3.変に後ろでボールを回しすぎてとか、そういうのもなかった。しっかりとキープしてくれたり、前の4枚の切り替えが早くて、ハードワークしてくれた。それでリズムが保っていた」(新井章太)。最後尾にいた新井章太が感じた、前線4枚が作り出していた攻守のリズム。

4.「なかなか前にパワーが出せなかったですけど、守備でパワーを使うというのは、僕の役割の一つでもあった」(鈴木雄斗)、「捨てるところは捨てて、ラインを下げる。二列目から走ってくる選手がいるので、そこも見ないといけない」(舞行龍ジェームズ)。第2戦に向けた手応えと宿題とは?

(※9月7日追記)5.「自分が良いシュートを打てれば絶対に止められない。それは常に狙ってますね」(阿部浩之)。連続してポストに弾かれた82分の決定機。常にギリギリのコースを狙うコントロールショットのこだわり。

以上、5つのポイントで、全部で約7000文字です。ポイントを絞ってまとめております。9月7日追記しております。

なお、第1戦のプレビューはこちらです。➡️試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(ルヴァンカップ準々決勝1stレグ・鹿島アントラーズ戦)

では、スタート!

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