ゴールシーンに凝縮されていた「前へ」という姿勢。そしてゴール前での迷いがなくなり、笑顔を取り戻した小林悠。(リーグ第10節・アルビレックス新潟戦:3-0)

等々力競技場でのアルビレックス新潟戦は3-0で勝利。

プレビューで触れたように、選手だけのミーティングを経て臨んだ、大事な一戦でした。その試合をしっかりと3得点と無失点で勝ちきることができました。

「タツヤ(長谷川竜也)がいいところで顔を出してくれたし、阿部ちゃんも背後に抜けたり、みんなが前への推進力を出してプレーしてくれていた」(大島僚太)。

「前にいくこと。相手よりも先に準備して先手をとる。迫力持っていけたと思います」(谷口彰悟)。

 試合後の選手たちからは「前へ」というフレーズが聞かれました。クラブ名を意識して口にしたわけではないと思いますが、まさに「フロンターレ」らしい戦いをしようとしていたのがわかります。そして主将の小林悠にはゴール前でのプレーに迷いがなくなり、なにより試合後の笑顔が戻ってきました。

ピッチ上での選手たちのプレーの端々に様々な変化がありましたので、レビューではそこらへんを書いております。

では、今回のラインナップです。

1.「相手は前から来ていたが、タツヤ(長谷川竜也)がいいところで顔を出してくれた」(大島僚太)。新潟ボランチの背中を狙い続けるも、微妙に噛み合わなかった攻撃陣の問題点。ゆえに絶妙だった鬼木監督のシステム変更。

2.これぞ正真正銘の中央突破。実はGKソンリョンのつなぎからセンターラインの選手を経由してフィニッシュまで持ち込んでいたハイネルの先制点。試合映像では捉えていない場面から解説。

3.ピッチで強い意思を発していた長谷川竜也。「パスではなくドリブル。まわりと合わせるのではなく、自分で打開していく。そういう狙いが2点目につながったと思います」。追加点に凝縮されていた、この一戦にかけていた彼の思いとは?

4.「タツヤがドリブルしながら、こっちを見た」(阿部浩之)、「そこに当てて、3人目でユウさんが動き出す」(長谷川竜也)、「タツヤが阿部ちゃんに当ててくれた。それが大きいんです」(小林悠)。まさにイメージがシンクロしたファインゴール。そして笑顔を取り戻した小林悠。

5.「正直、ラッキーでした」(車屋紳太郎)。ホニという「速さ」と、矢野貴章という「高さ」の武器を失った新潟攻撃陣を完封。田坂、谷口、エドゥアルド、車屋の天皇杯決勝戦以来となる最終ラインで、5試合ぶりの無失点勝利を飾る。

6.「3点差あって、試合に入りやすい流れではあったし、難しくはなかったですね」。約半年ぶりに等々力のピッチに帰ってきた武岡優斗。開幕前の彼が明かしてくれた、あのときの本音を振り返る。


 以上6つのポイントで約7000文字です。

得点シーンに「フロンターレらしさ」が凝縮されていたので、そこを多めに取り上げています。例えば1点目のハイネルのゴールシーン。実はビルドアップが(映像には映ってませんが)GKソンリョンから始まっていて、新潟の守備陣を剥がした鮮やかなビルドアップでフィニッシュまで持ちこんでいます。2点目のゴール前の綺麗な崩しも良いですが、1点目のビルドアップも注目して欲しいので、そこも解説しています。

なおプレビューはこちらです。→試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第10節・アルビレックス新潟戦)

ではスタート!

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