第61号:「若手は『もっと頑張れよ!』と まわりから思われるだろうし、30歳ぐらいの選手は『ケンゴがやるなら、もっとやんないと』と思うかもしれないですよね」。JリーグMVPに中村憲剛選手が選ばれた意味。

(配信日:2016/12/21)

 でんでーん、いしかわごうです。

今日は僕のジム通いの近況について熱く語ろうと思っていたんですけど、
もっとグレイトなニュースがあったので、それについて書きます。

 もうわかりますよね?
 
中村憲剛選手が、2016年のJリーグ年間最優秀選手に選出されたことです。

いやぁ、おめでたいニュースです。

 36歳でのMVP初受賞。
これは3年前の中村俊輔選手の35歳を塗り替える、史上最年長記録となりました。


 最初にJリーグMVPについて少し説明しますね。
MVPといえば、普通は優勝したチームから選出されるものですが、
2013年のJリーグMVPは中村俊輔選手(年間2位)でしたし、もっと過去の2003年には、年間6位のエメルソン(浦和)が選出されております。

JリーグMVPがどう決まるかというと、まずリーグ戦終了後に、監督と選手の投票で、優秀選手賞の33名を発表。その中から今年のJリーグベストイレブン(11名)が決まり、ベストイレブンの中からMVPを選出・・という仕組みになっています。

ここでのポイントというのは、監督と選手による投票のタイミングが、
リーグ戦の日程を終えて、チャンピオンシップ前だということです。

つまり、チャンピオンシップ優勝を果たし、
クラブワールドカップで2位と躍進した鹿島アントラーズの選手の評価は、
この投票には含まれていません。

なおリーグ戦の勝ち点数は年間3位だった鹿島から
優秀選手賞の33名に入ったのは昌子源選手と西大伍選手の二人で、
JリーグチャンピオンシップMVPの金崎夢生選手も
優秀選手賞に入っていませんでした。
あくまでリーグ戦を通じた評価によるものだからです。

選手と監督の得票数がダントツで多かったのが
今年は中村憲剛選手だったというわけです。


一夜明けた今日の練習後、
あらためて感想を聞きましたが、「祝福しかされていません・笑」と笑顔でした。

ここから先は

2,106字
この記事のみ ¥ 100

ご覧いただきありがとうございます。いただいたサポートは、継続的な取材活動や、自己投資の費用に使わせてもらいます。