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浦和の中央の門は、なぜ簡単に開いてしまったのか。必然だった先制点。信頼で生まれた追加点。そして勝利を決定づける3点目と4点目を呼び込んだ、家長昭博の献身性。(リーグ第13節・浦和レッズ戦:4-1)

 浦和レッズ戦は4-1で勝利。

難しい試合になることが予想されましたが、終わってみれば4得点で勝ちました。試合後、後半何度もゴール前に攻め上がってチャンスを作っていたエドゥアルド・ネットに、「今日の試合は楽しかったんじゃないですか?」と聞くと、満面の笑みでこう話してくれました。

「自分たちは常に楽しく、ゲームを楽しんでやっていこうと話しています。いろんな楽しみ方がありますが、浦和という素晴らしいチームと対戦することで、試合を楽しくやれました」

では、試合のポイントはどこだったのか。いつものように深掘りしていきたいと思います。ラインナップはこちらです。

1.「奇襲ではないが、向こうは〔4-4-2〕で多少は面を食らった。ただ長くやっているシステムではないので、しっかりボールを保持すれば相手の守備は崩れる。少し動かしたら穴がたくさんあった」(中村憲剛)。阿部勇樹のマンマークを逆手に取りながら見つけた、浦和守備陣の不備とは?

2.「相手もしっくりきていなかった感じがありましたね」(小林悠)。必然だった先制点。浦和の中央の門は、なぜ簡単に開いてしまったのか。

3.「あれは信頼でしょ。『出してくれるだろう』、『走っているであろう』という」(中村憲剛)。生まれ始めた阿吽の呼吸。阿部浩之のバースデー弾を「信頼」でアシスト。

4.前半から後手を踏んでいた左サイドの対応。「CKになった部分は自分の負けだと思っているし、もっとやれたと思っている」(車屋紳太郎)。守備の問題点は何だったのか?

5.「アキくんが競り勝つと信じていたし、それが絶妙なスルーパスになった」(小林悠)、「まずアキさんが縦にランをしてくた。それが自分の中で大きいポイントですね。それで相手を下げてくれた」(長谷川竜也)。勝利を決定づける3点目と4点目を呼び込んだ、家長昭博の献身性とは?

以上、5つのポイントで約7000文字です。後日取材も追加しておりますので、よろしくどうぞ。

なおプレビューはこちらです。→試合をディープに観戦するためのワンポイントプレビュー(リーグ第13節・浦和レッズ戦)

では、スタート!

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