いしかわ@300-500字で書く日常

日常のふとした瞬間の感情の揺らぎを「カップラーメンにお湯を入れて待っている間」くらいで読めるように書いています。 28歳・独身男性・大阪在住・女の子、音楽、クリエイティブ、エモいこと、夕焼けが好き。

銀河鉄道の夜

クリスマス当日は「銀河鉄道の夜」を読んで過ごした。

好きな人が遠くに住んでいる人ってこの世に何人いるんだろう?

遠くという言葉の定義も曖昧だが、例えば片道2時間以上かかるとか、1万円以上かかるとか。
そんな漠然としたものでいい。

予想もつかないが、俺もその中の一人だ。

銀河鉄道っていうのは一体なんだったんだ?
自分の中に答えはないけど、俺は銀河鉄道に乗りたい。
現実で不可能なんだから、乗る

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その日が始まるのが、少し怖いのは。

少し肌寒くなってきた

そうみんなが考え始めたある日。
その日俺は飛行機に乗ってないし、乗る予定もないのに関西国際空港に来ていた。

そんなロマンチックな男に育った覚えはなかったが、どうやら俺は帰国する女の子を迎えに空港まで行くようだ。

空港まで行くくらいだから、「待ちに待った」日なのに、なんだか少し会うのが怖い気がした。

始まる前から終わるのを恐れていると言うと、少し臆病過ぎるだろうか。

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待ち人

眠い朝の1秒は、夜の1秒とどうも同じように思えない。

後たった10秒でいいから寝かしてくれと思うのに、夜10秒早く寝るためになんの努力もしない。

それは俺が夏休みの宿題を最終日まで残していたからなのかもしれない。

終わりになってその儚さが、痛いほど実感できるのだ。

ならば、俺がその日空港まで行ってしまうのは、恋が儚いものだと知ってるからだろうか。

答えは出ないが、その日は来る。

とりあ

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朝靄(あさもや)の出る日

今日は早起きして岡山出張なんだけど、なんとて寒い。

大阪はそんなに寒くなかったのに、岡山は寒い。
なんだこれ。
新幹線から見た景色に靄がかっていたのを思い出す。

大阪と岡山ってそんなに気温変わったっけ?と思いつつ、在来線に乗り換える。

純粋そうな高校生がたくさん乗ってて、「いつかの俺も乗ってそうだな」とか思ったけど、俺は自転車に乗って高校に行ってたので思い過ごしだった。

毎朝、一緒に学校に

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夢うつつ

あまり寝てないと、夢なのか現実なのかわからなくなる。

それではあまり具合が良くないので、なるべくきちんと寝るようにしなければならない。

しかし、それでも、眠りたくない夜というのはあるのだ。
これは学生の頃だけなのかなとも思ったが、社会に出ても、いや、社会に出てからの方がより顕著なのだ。

回らない頭で夢を語る。
そこではみんな夢うつつで、夢の中で夢の話をしているよう。

朝が来なければいいとも

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平成に生まれた俺たちは、過ぎ行く平成をどんな顔して見送ればいいのだろう

「平成最後の夏」という言葉が物議を醸した。
たしかに今年だけ特別扱いする必要はないと思うけど、個人的にはとってもセンセーショナルで、かつセンセーショナルな言葉が陥りがちな実態との剥離がほとんどない、素晴らしい言葉だと感じている。

平成が終わり、否が応でも俺はひとつ大人になる。
だが、未だに「性欲」と「愛」の狭間でピクニックをしている俺は青春の終わりを迎えられずにいる。

青春という言葉に含ま

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