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平成に生まれた俺たちは、過ぎ行く平成をどんな顔して見送ればいいのだろう

「平成最後の夏」という言葉が物議を醸した。
たしかに今年だけ特別扱いする必要はないと思うけど、個人的にはとってもセンセーショナルで、かつセンセーショナルな言葉が陥りがちな実態との剥離がほとんどない、素晴らしい言葉だと感じている。

平成が終わり、否が応でも俺はひとつ大人になる。
だが、未だに「性欲」と「愛」の狭間でピクニックをしている俺は青春の終わりを迎えられずにいる。

青春という言葉に含まれる「未熟さ」みたいな部分は、とても綺麗だ。
恐ろしいほど真っ直ぐに、現実を捕まえる。

実体のない言葉や見せかけの情報が行き交う中で、俺たちの人生はどんどん前に進む。

あわよくば、こんな毎日がずっと続けばいいなと思うのだけれど
こんな毎日がずっと続くと、それはそれで俺の期待しているものではないんだろうなと、ふと思った。

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