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多すぎる決済手段、カード枚数は減らせるか


ロゴの数が多すぎる

キャッシュレス化の進行により、今や現金を持たずとも、それほど困ることなく買い物ができる時代になりました。
しかし、実際には話はそれほど単純ではなく、多くのサービスが提供されていることで、複数のカードやポイントカードを持ち、財布やスマートフォンのアカウントがえらいことになっている、というのが現実だと思います。

冷静に店頭の「決済可能な端末」を見ると、「なぜこんなにロゴの数が多いのか」と思うこともしばしばです。正直、対応してくださる店員さんも大変だなと思います。
実際に、Airペイのトップページには、ポイントカード類も含めて全部で36種類のロゴが載っています(NFC Payを加えると37種類)。
Squareの電子マネーのページに載っているロゴは18種類です(クレジットカード6種類、非接触の支払サービス4種類、交通系IC 8種類)。

カード類を最小限の枚数にできないものでしょうか。
今回、比較的利用できる店が多い支払手段をピックアップし、「現金以外に唯一利用可能な店」と「利用できない店」を表にしてみました。

現金+カード1枚に集約可能。ただし、条件付き

首都圏で生活する場合、現金含め、どれか1つに絞れず、最低3つの決済手段は必要ということです。交通系ICカードを持たない生活は、もはや現実的ではないと思います。交通系ICカードをクレジット一体型にすれば現金+カード1枚で行けますが、あくまで「提携カード」という条件付きです。
表にして気づいたことを挙げてみました。

◆すべて現金で賄うのは、完全キャッシュレスの店が出現したためもはや不可能
◆「現金」「Master(またはVISA)」「PASMOまたはSuica」の、3つの支払手段を持つ
◆「PASMOまたはSuica」は提携クレジットカード(JREカードやTOKYUカードなど)とまとめると、カード1枚と現金のみで済む
◆ほかに、PayPayはアカウント持っていても良いかも(利用できる店が多いため)
◆(番外編)セブンイレブンのコピー機を多く使う場合、nanacoを持つのもあり

表1:主な支払手段の特徴

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個人的に便利だと思うのは、交通系ICにオートチャージできるクレジットカードを持つことです。オートチャージ対応のクレジットカードは種類が限られますが、いちいちチャージする手間が省くことができ、スマートだなと思います。
または、モバイルPASMOやモバイルSuicaに抵抗がなければ、それらを利用してクレジットチャージをしてもよいかもしれません。ただ、特急券を買うときや機種変更の時は注意が必要なのかもしれません。

また、nanacoは普段の生活であれば無くても困らないと思うのですが、「セブンイレブンのコピー機で使える」という1点で、持っていてもよいかなと思います。最も、他のコンビニも含めて、現金・nanaco以外の支払方法が可能になってほしいとは思います。

ちなみに、VISAまたはマスターでは、Apple Payやコストコを使う場合はマスターカードがマストだと思いますが、そうでなければ、少なくとも国内にいる場合はどちらでも良いと思います。

最も、自分の生活や好みなどに合わせて、持ち方・使い方はいろいろだと思います。ただ、今はあれこれサービスがありすぎて、消費者も店舗も選択や管理が難しいし、決済サービス業者も競争が激しいと、難しい状態にあるのだろうなと思います。

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