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「水くさい」と「優しさ」

どうやら僕は「水くさい(他人行儀)」らしい。
いつまで経っても敬語が抜けないからというのが理由とのこと。
挙句の果てには「冷たい」とまで言われる始末です。
去る者を引き留めないことが理由とのこと。
 
そんなこと言われてもなぁ……と、どこかで引っかかりながら電話を切り、
母がネット配信で選んだ映画「めんたいぴりり」を拝見していました。
 
明太子で知られる「ふくや」創業者の実話を元にした博多の人情たっぷりのホームコメディ。
 
ちょうど来月始まる「博多祇園山笠」の場面も登場します。
博多へ講演に伺った際、ちょうど祇園山笠中で、参加させていただいたことがありました。
そうそう、「締め込み」を「ふんどし」と言って、僕も叱られたなぁなど、拝見しながら様々な想い出が蘇ります。
 
年齢は関係なく、参加した年数で上下関係が決まり、
仕事先で上司と部下の関係性が、山笠ではひっくり返ることも。
それは消防団に似ています。
僕の場合、40代に入ってから安八町に戻って、消防団に入ったので、OB、つまり先輩は、学生時代の後輩もいらっしゃいました。
複数で飲んでいるとわからなくなり、僕の敬語具合は、そこで加速したのかもしれません。
「前からだよ」
 と東京の知人友人は言うけれど。
 
そして、プロジェクト、身近なところで言えば、飲み会の二次会などで人を引き留めたりしない。
しかも敬語で。
これが「冷たく」感じるらしい。
 
敬語はともかく、
基本的に「ひとり」が好きということ、
それが繋がっているのかはわからないけれど、
それぞれの人生の選択は、その人自身という考え方が影響しているのかもしれません。
「その方が優しいんじゃないのかなぁ」
 と言って叱られたこともあったっけ。
 
昨日、博多華丸さん演じる主人公の温かさを拝見しているうちに、僕の思っている「優しい」はあいかわらず薄っぺらいなぁと痛感するわけで。
そして、脚本が東憲司さんで驚くわけで。
僕の人生に大きな影響を与えた小劇場の公演で、大変、お世話になった方……と、長くなるので、別の機会に綴ります。
 
博多は「ラーメン」のイメージですが、実は「うどん」と「かしわめし」のセットもいいんだよなぁ。

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