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寺で二礼二泊手の女性に声をかけそうに……

仏壇の花を変え、手を合わせながら、先日、飛騨国分寺で若い二人組の女性が二礼二拍手していたことを思い出しました。
「ここは神社じゃなくて寺なんですよ」
こっそり教えた方がいいのかなぁと一瞬、頭をよぎったのですが、人見知りの僕にはできません。
鳥居がある「豊川稲荷」(曹洞宗の寺)で二拍手したことがある僕に言われたくないでしょうし、
そもそも作法うんぬんより、本人たちの祈る気持ちの方が大事なのだから、それでいい。
 
二拍手の話だけではなく、
「寺と神社のどっちを信じているの?」だとか、
「仏教徒なのに、どうして教会で結婚式するの?」とか、
外国人が日本人の宗教観は難しいとおっしゃるのもわかります。
 
日本人が海外で宗教を聞かれ、「無宗教」と答え、微妙な空気になった話を何度か耳にしたことがあります。
それぞれの宗教規範が道徳につながっている国が多いので、
単一民族国家の日本のように生活文化の根底に道徳教育があることが理解してもらえないこともあるのでしょう。
 
僕は人が祈る空間は、どこも好きです。
気持ちのいい処が多いから。
そういう場所を選んで建てていることも多いだろうし、
建てた後で、たくさんの人たちが祈ることで空気が浄化されているのかもしれません。
科学的根拠もないけれど、自分が気持ちよければいい。
もちろん他の参拝者に不快感をあたえなければ。
 
だから、旅先に神社や寺があれば立ち寄るし、教会もモスクも行きます。
いつでも立ち寄れるよう、暑い国でも極力、短パンで出掛けないようにして、羽織るものもカバンに忍ばせていることも。
肌の露出を嫌うところも多いから。

休憩場所としてもいいんですよ。
思い出深いのは、マレーシアはクアラルンプールのモスク。
祈ってから、そのまま……ZZZ。
ミャンマーの寺院も昼寝も気持ちよかったなぁ。
ネコも横で一緒に寝ていました。
こんなことを綴っていたら信者から怒られそうですね。
 
写真はミャンマーはモウラミャインの寺院にて。
さすがにここまで大胆にはなれないなぁ。

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