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叔父の社葬とネパールと

母の弟にあたる叔父が亡くなり、早いもので3カ月ほど。
家族葬で送ったこともあり、会社関係者向けの「お別れの会」が名古屋のホテルで行われました。
社葬のように読経や焼香はなく、献花や音楽を使った宗教色のないイベントに近い形と言えばいいのかな。
 
どんな服装で、うかがえばいいのかもわからず、叔父の後を継いで社長に就任した従妹に聞いたくらい。
紺のスーツでネクタイはなし、そして、叔父の形見としていただいた腕時計をはめて向かいました。

様々な方のお別れの言葉を聞き、
飾られた想い出の写真群を拝見しながら、
旅が好きだったことを思い出します。

叔父がネパールはカトマンズを訪れる際、おススメの場所を聞かれたことがありました。
僕はネパール制作の映画を上映している映画館と答えたっけ。

ネパール制作上映の映画館は、映画そのものより観客が楽しい。
「あっ、うちの近くだ!」的な声(ネパール語がわからないので、あくまで想像です)が、上がって笑いが起き、
「敵が後ろにいるぞーー」的なヤジ(たぶん)で立ち上がり、
そして、ヒーローが敵をやっつけた時には会場全体が拍手が起きるなど、観客全員で楽しむスタイルは、なかなかない体験でした。

好奇心旺盛な叔父は、その後のネパールの旅でカトマンズの映画館に行ったらしい。

写真は、お別れの会に向かう前、黒川駅近くの人気スパイスカレー屋で、テイクアウトし、志賀公園の池を眺めながら食べたカレー。
ネパールの山椒「ティンムル」香る塩レモンキーマ。
ティンムルは、日本の山椒や中国の山椒「花椒」のように痺れる感じではなく、香りを楽しむ……って語りながら、食べたかったなぁ。
叔父と。







 

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