NHK「プロフェッショナル」の仕掛け人が教えてくれたこと。

もうかなり昔の話になりますが、NHKの人気番組「プロフェッショナル:仕事の流儀」を企画された、有安プロデューサーにお話を伺ったことがあります。


ちなみに、この番組が誕生した背景には、「本当にTVに出てほしい人は、出てくれない」という忸怩たる想いがあったそうです。つまり、第一線で活躍する人は、忙しくてなかなか出演がかなわないが、なんとかその様子を世に出していきたいと。


さて、話を有安プロデューサーのお話に戻します。


 「僕は、日本中の誰よりも多く、プロフェッショナルをみてきた。今日は、その中で発見した、プロフェッショナルに共通するたった一つの特徴について話をしたい」


たしかそんな感じで始まったのですが、もうこの出だしだけで、とんでもなく聞いてみたくなりませんか?結論からいうと、その特徴とはズバリこれだそうです。


「プロフェッショナルは、とんでもなく高い目標を立てる」


そんなの当たり前じゃんと思うかもしれませんが、ただこれは、めちゃくちゃ面白いポイントがあるのです。つまり、なぜ彼ら/彼女らが高い高い目標を持つようになったのかは、人によって異なるのです。 


たとえば、本田(サッカー)やイチロー(野球)のように、小さい時からとんでもなく高い目標を持つ人たちがいます。特にイチローが小学生の時に「夢」をテーマに書いた作文は有名で、CMにもなっていたりしますよね。


逆に、夢や目標とはまったく無縁で、目の前の目標を一つ一つクリアしてきたら、気がつくと目先の目標が「普通の人からみるととんでもなく高い目標」にみえるようになってしまった人達もいるようです。こういうプロフェッショナルの方々は、「夢なんかもつんじゃねー!高い目標を持ってしまうと、その道のりは挫折とあきらめの連続で、いいことなんか一つもない。むしろ大事なのは、今日やるべき目標を設定できる能力だ!」とおっしゃるのだとか。


こんな話を聞きながら、「プロフェッショナルって面白い!」と思いました。たとえば、この「目標設定の仕方」って、意外と僕ら習わないですよね。なんとなく「夢を持つ事がすばらしいこと」だと思っていました。けれども、必ずしもそれが唯一の正解ではなく、


「イヤー、別に夢とかないんすけどね。ただ目の前の目標を一つ一つクリアしていくうちに、ある日気づいたらエライ高いところまで来てたんですよ~」


という方が、性に合っている人もいるんじゃないかと。そういう人に、夢の押し付けをしてはいかんですばいと。


さてさて。


そんなわけで、長々とNHK「プロフェッショナル」の話をしてきましたが、僕は有安プロデューサーの話に感銘を受けて、古今東西の「一流」といわれる人たちの特徴を探る研究を始めました。


もう少し小難しくいうと、「勉強や仕事、スポーツなどで、成功する人とあきらめたり失敗しやすい人は、一体何が違うのだろうか?」という問いを追求することにしたのです。


すると面白いコトに、やっぱりそういうことを真剣に研究している人たちっているんですよね。その研究成果を一言でいうと、「いかに日々の努力を、習慣にできるか?」というポイントに行きついたようです。


つまり、努力って続かないんですよね、疲れちゃうから。実際、色々なオリンピック選手にお話を伺うと、「無理して頑張っても、つづかないよ~」とおっしゃいます。一方で、ひとたび習慣化してしまえば、頑張らなくても無意識にできるようになります。脳が自動操縦してくれるといえばいいでしょうか。


逆に言うと、「習慣化がうまい人」ってとんでもなく努力出来ちゃうんですよね。すると結果として、とんでもなく高く遠いところまで到達できる可能性が高い。


ただ、「習慣化のやり方」って、意外と僕ら習わないんですよね。先ほど話に出た「目標設定」と同様に、「習慣化」ってすごい大事な人生のスキルだと思うんですが、誰も教えてくれません。代わりに教わるのが、「努力!友情!!それが勝利だ!!!」ですね(笑)


さて、それではどうすれば「習慣化のやり方」は身につくのか?気になる続きは、「絶好調は、つくれる」というウエブページを、ご覧ください!(><)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?