お前は、本気で出会っているのか?

つい2日前のことです。「限界の越え方」について、侍ハードラー・為末さんとディスカッションしていたのですが、こんなことをおっしゃっていました。

「明日の自分は、今日の自分と違うかもしれない。そういう余白を持っている人って、伸びるんですよね。でも自分はこういう人ですと、見えているものだけで自分を定義している人って、ダメなんですよね」

ぼくらは、「あー、確かにそうかもしれない!」と大いに盛り上がったのですが、でも「余白」だけだと限界を超えていく気はしないなという話になりました。

ほら、限界を超えるには、何かとんでもないブレイクスルーがいるじゃないですか?大いなる気づきというか、イノベーションというか。そういったものはどうやって産まれるんだろうか。長い議論をして、一つの結論に落ち着きました。

それは「絶対に出会わない人と出会えると、すごいケミカルが起きるのかもしれない」というものです。

身近にいる人たちは、価値観やアイデアの方向性が似てしまうので、限界を突破していく仲間にはなりにくい。でも、天才社会学者グラノベッターの弱いつながり理論ではないですが、自分にとって新しい情報は「あまり知らない人」からもたらされることが多く、そういう人と組んだ方がいいんだろう。

もっと具体的にいうと、友達の友達の友達が、答えをもっていることが多いんじゃないかということです。そういう人ってどんな人だろうかと考えると、例えば合コンで知り合った女の子は、せいぜい友達の友達なんですよね。だから、「合コンで知り合った女の子の友達」が答えをもっている可能性が高いということなんですよ。

ただ冷静に考えると、おそらくそういう人って職業も価値観も異なることが多いので、中々ディスカッションにならないですよね。てか、そもそも出会わないですよね。出会えたとしても、「自分は今こういう限界を抱えているのですが、一つディスカッションさせて頂いてもよろしいでしょうか?」ということにはなりにくい(笑)

ただ、そういう人との出会いをモノにできるかどうかで、人生が変わるかもしれないので、一期一会を大事にしないといけないな。そういうことを感じました。あ、別にもっと真剣に合コンするぞとか、そういう意味ではないです(笑)

おしまい。

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