石田徹弥/映像クリエイター/舞台作演出家

フリーランス映像作家で主にCMを企画から納品までディレクション。 ポートフォリをはこち…

石田徹弥/映像クリエイター/舞台作演出家

フリーランス映像作家で主にCMを企画から納品までディレクション。 ポートフォリをはこちら https://tetsuyaishida.mystrikingly.com 同時に「劇団亜劇」という名前で演劇やっています。こちらは作・演出・主宰。 趣味は映画・漫画・小説・アニメ。

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デモリールとポートフォリオサイトを新しく

フリーランスクリエイターが常に抱える悩み、「どうやって仕事を取ればいいんだ」は永遠に解決されることはない。 だから皆、デモリールを更新して、ポートフォリオサイトを新しくして、もがき続ける。 ほら、ここにもそんな木っ端なクリエイターが一人。 そんなわけで、デモリールとポートフォリオサイトを新しくしました。 新しくしたら仕事が来るわけじゃないけど、何かしないと何も変わらないからね。 これまで15分くらいあったやつを、1分程度にまとめました。 見やすい! そしてポートフ

    • 37歳独身男が風呂で倒れて死を覚悟したときの話

      「死ぬ気でやる」って20代の頃よく口にしてたけど、俺は本当の意味での”死”を感じてなかったよな…… そう強く思ったのは、今年2月。 風呂で倒れた。 詳細に書くと、床に座ってシャワーを浴びていて、立ち上がったら上下がわからなくなって転倒。 まるで重力が10倍になったようで、立ち上がることができない。 ドラゴンボールに、重力を数倍にして修行するマシンみたいなのあるけど、あれに入ったらこうなんだろうなって。 年齢もあるし、肥満体だし、天井が回ってるから脳だなこれは……と、一

      • 2022年摂取して良かったものリスト

        あくまでも「今年摂取したもの」であって「今年発売関係」ではないので、古いものもあるのでご注意。 それとランクはつけたくないので、全部オススメ!ということで! アニメ今年は久しぶりにアニメを観たら運良く当たり年だったような気がする。載せてないけど「リコリコ」とか、まだやってる「水星の魔女」とか、「チェンソーマン」もめちゃ良かった!高クオリティがバンバンでててたね。そんな中でもずっと心に残ってる2作をおすすめ。 【サイバーパンク エッジランナーズ】 名作ゲーム「ウィッチャー

        • 2022年1月に読んだ本の感想

          ちょろちょろ本を読んでいるので、せっかくなので感想をまとめつつオススメしようと思う。 「兇人邸の殺人」 屍人荘の殺人シリーズ、もとい「剣崎 比留子シリーズ」の最新刊(3作目)。 一作目、二作目とミステリ+○○という新時代ミステリなコンセプトで書かれている作品。 今回もミステリをベースとしながらも、全然違うジャンルのサスペンス要素が重なって新鮮な物語となってる。 ただ、個人的に部屋の配置とかが脳内で思い描けないタイプなので(クリエイターとして致命的)、ミステリ部分は毎回「

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          それは「本当の味」か

          「本当の味」とは、なんなのだろうか。 もしくは「真の味」「オリジナルテイスト」。 例えば、カレー。 「カレーの味」を思い浮かべると、どんな味か。 当然、カレーの味だろうがと言われるだろうが、ふと思う。 それは「個々人の記憶の中に定着した最もポピュラーなカレーの味」じゃないかと。 こう言う人がいる。 「インドで食べたカレーは日本のカレーとは全く違う」と。 それもそのはず。 今、日本に定着しているカレー、それは「カレーライス」であり、当時インドを植民地としていたイギリス

          本当に今日は「何もない日」だったのか

          ネットを開けば「近所の寿司屋が爆発した」とか「付き合ってた彼女が男だった」とか「寝過ごしたら見たこともない無人駅に着いた」とか。 誰も彼もどうしてこうも楽しそうな日々なんだろう。 と。 自分だって「よーし今日こそ万バズ狙っておもろい日記かいちゃうぞー☆」と一日、いやここ数週間を振り返るのだけれども、何もない。 そうなんだ。 俺の生活には何もないんだ。 四十手前の底辺クリエイターの一日なんて投げ銭一円の価値も無い。 なんて、思うけど。 例えばエッセイとか。 エッセ

          本当に今日は「何もない日」だったのか

          粉瘤を放置している全ての君へ

          粉瘤ってなに?って人は注意してググったほうがいい。 手術画像は結構グロい。 さて数週間前。突然の高熱でうなされた。最高39.6まで上がった。 時期が時期だけにアレか?と不安にかられたが、熱は一日で治まった。 昨年出会った粉瘤 夏頃。胸に何やら1cmほどのしこりを見つけた。 そんなわけで不安に苛まれたので、急いで近所のデカイ病院へ。 医者はしこりを軽く触診するなり「あー粉瘤だね」と。 粉瘤とは、皮膚の下に何故か袋ができてしまい、そこに皮脂などが溜まって膿が生まれてしまう

          粉瘤を放置している全ての君へ

          Macで通話しながらも音楽をバランス良い音量で流す方法

          自分は作業イプはLINE通話が基本なのだけれど、その時の小さな悩みが「通話をつなぐと、音楽がうるさくて流せない」ということ。 これはMacOSだと音量調整が統一されていて、ソフト毎に細かく調整が不可能なため。 通話の音量自体がそもそも小さいのか、ほどよい通話音量のボリュームだと、同時に音楽をかけるとかなり爆音になる。 せっかくエモい音楽をかけながら作業イプを楽しみたいのに!! と、長年悩んでいたのだけれど。 「Background Music」というソフトを入れると

          Macで通話しながらも音楽をバランス良い音量で流す方法

          あの頃の僕たちは「エロ」のために旅をした

          この令和。 いや、平成後期の頃にはすでに「エロ」を手に入れる難易度は格段に下がっていたわけだ。 今や「エロ」はスマホさえあれば数タップで手に入れることができる。 コンビニへ出かけて飲み物を買うよりも格段に手軽だ。 最早「エロ」は水道水と同レベルで容易に摂取できるものとなった。 昔、といっても自分の頃でいう平成前期(昭和60年生まれなので平成10年代の話)、「エロ」というものは存在は知っているが目にしたことがないもの…まるで戦国時代の将軍謁見のように、それは簾の向こう側

          あの頃の僕たちは「エロ」のために旅をした

          【嘘日記】肥満が世界から消えたわけだが

          世界から肥満が無くなって早数十年。 世界中で出生と共に投与が義務付けられた「生体コントロールナノマシン」の発明は、国民を完全管理化することで病気も犯罪も無くして人類を一段階進化させた。 そうして健康にひも付き、肥満は絶滅した。 ナノマシンがどれだけ食べても「必要量」だけ体内に栄養素を取り込むためである。(逆に餓死を止めることはできず貧困問題は無くなっていないがそれはまた別の話) さて、肥満者という存在は現在ではネットのログで見ることしかない、絶滅種である。 昔の人から

          【嘘日記】肥満が世界から消えたわけだが

          【嘘日記】ワームホール寿司

          最近巷で流行っているワームホール寿司の契約をしてみた。 仕組みは簡単で、小型ワームホールを使って寿司屋本店から握りたての寿司がレーンに乗って送られてくるというもの。 寿司屋からリースされる小型ワームホールのイン側とアウト側を内蔵した機器(見た目はダイソンの扇風機みたいな感じ)を設置し起動すると、そこに寿司レーンが現れる。 んで、スマホで欲しい寿司ネタを選んで支払うと(こちらも電子マネー支払いなので超楽)、その寿司ネタがワームホールを通って我が家のレーンに流れてくるのだ。

          【嘘日記】サブリミナルラーメン

          近所に寂れたラーメン屋がある。 何十年も経過している古ビルの一階にあって、汚れて、狭い店。 まぁよくある街の寂れたラーメン屋だ。 カウンター席が8席だけで、メニューは「ラーメン」「チャーハン」「餃子」のみ。あとはその3つを組み合わせた定食だ。 味も普通。まずくもなく、美味くもない。かといって何か特別な具材が入ってるわけでも、量が多いわけでも無い。あえて特徴を探すとしたら、ラーメンに浮かぶ「油」が他の店に比べて多いと感じるくらいだ。 とことん「よくある」を踏襲している店

          【嘘日記】サブリミナルラーメン

          【嘘日記】マンホールおじさん

          近所のスーパーへの道中には「マンホールおじさん」がいる。 なんの変哲もない一般的なマンホールの下に住む、初老のおじさんだ。 道を歩いていると、時たまマンホールを開けて顔だけ出し外を眺めていたり、道行く誰かと会話していたりしている。 僕はこの街に住んでもう10年ほどになるが、引っ越してきた頃にはすでに誰しもが知る街の風景の一つであった。 最初はマンホールから顔を覗かせる白髪の老人に恐怖心を抱いていたけど、ある時失くしたと思っていた財布をおじさんが見つけてくれてから、世間話

          人間の価値とは平面ではなく奥行きである ―藤本タツキ「ルックバック」を読んで―

          「ファイアパンチ」や「チェンソーマン」の藤本タツキ先生って、尾田栄一郎・岸本斉史・久保帯人世代以来のとんでもない天才だと思ってて。 どっちの漫画もエンタメとしても非常に良く出来てるんだけど、台詞回しとか演出法がアングラのWeb漫画系というか、ある種の新都社的というか。 それが斬新かつ、組み合わせ方が天才的だなと。こういうことが出来るのは宮崎駿監督とか、新劇の庵野監督(シン・エヴァ最高だった)とか、その辺りかなって。 そんな藤本タツキ新作読み切りの「ルックバック」。 漫画を書

          人間の価値とは平面ではなく奥行きである ―藤本タツキ「ルックバック」を読んで―

          Premiereで書き出すと色味が変わる問題の手っ取り早い解決方法(Mac用)

          Premiereで編集、カラコレ。その後書き出すとどうも彩度が落ちてしまうという問題。 ずっと昔からあって、けど解決法が無くて困ってたんだけど、最近その解決方法がAdobeから出たそう。 そもそもどうしてこんな問題が…とか、どういう理論で…なんてことは説明せず手っ取り早く解決法を以下にメモ。(簡単に言うとAdobeも認めるバグだけど直せない的なやつだそう) ①Adobeから調整用Lutをダウンロード「Lut」という、簡単に言えば色を調整するカラープリセット。本来はLog

          Premiereで書き出すと色味が変わる問題の手っ取り早い解決方法(Mac用)

          ノマドな映画を観て食うタイ料理はうめぇわけよ

          最近の生活サイクルは3時寝-10時起き。 そんな中、頑張って8時に起きて朝っぱらから映画を観てきた。 それがこちら「ノマドランド」 夫を失い、職も失ってしまった主人公の女性が、ヴァンに乗ってノマド生活を始め、その中で出会った人々との関わりの中で、本当に自分に大切なものはなにかを得ていくという物語。 ゆっくりと進む物語と、随所に現れる美しい映像風景。それだけじゃなくて、すごいのが役者は主人公を演じたフランシス・マクドーマンドとあと数人だけで、出演するノマドの人たちは本当

          ノマドな映画を観て食うタイ料理はうめぇわけよ