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【薬剤特徴文修正①】メインテート・ユーパスタ・プロスタンディン・エベレンゾなど

いつもイシヤクをご利用いただきありがとうございます。
イシヤク事務局です。

先日、7月15日(金)に医師向け薬剤比較アプリ・イシヤクのリリースを行い、すでに1500名を超える医師の方にダウンロードいただき、ご利用ありがとうございます。

イシヤクでは、薬剤特徴文のページに関して「特徴文改善を提案する」というボタンを設けており、医師・薬剤師の方からの改善提案をもとに、ユーザーとともにより良い薬剤特徴文を作成しています。

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早速、下記の改善提案をいただきましたので紹介いたします。

薬剤特徴改善提案一覧

1)メインテート・アーチスト

アーチストとメインテートの説明ですが、理論上はその通りなのですが、降圧メインのアーチスト、心拍数下げる目的のメインテートという使い分けではないと思います。
心不全でよりエビデンスがあるアーチスト、心拍数を下げるのに切れが良いメインテートといった感じです。若めのサラリーマンのHRも高めで血圧も高めの方の降圧薬で使うとするとメインテートが多いのではと思います。

こちらの提案を受けて、下記のように変更しました。

変更前
国内で心不全に適応のあるβ遮断薬はメインテート(αβ遮断薬)、アーチスト(β遮断薬)の2つのみ。アーチストの方が心不全のエビデンスが多い。メインテートの方がアーチストより心拍数を下げる効果がメイン。

変更後

国内で心不全に適応のあるβ遮断薬はアーチスト(αβ遮断薬)、メインテート(β1遮断薬)の2つのみ。アーチストは心不全に対してより豊富なエビデンスを有する(COMET試験、CAPRICORN試験等)。メインテートはβ1選択性が高く、心房細動の心拍数コントロールにもよく用いられる。

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2)ユーパスタ

ユーパスタもカデックスもどちらも感染が成立している汚い創部にしようします。特にカデックスは、吸水性に優れているのでオートアンプテーションしたい場合によくつかいます。

こちらの提案を受けて、下記のように変更しました。

変更前
壊死組織が残り、滲出液が多い場合(黄色柔らかい壊死組織のみ)もしくは、壊死組織がほぼ除去され、滲出が多い場合に使用。

変更後
壊死組織が残り、滲出液が多い場合(黄色柔らかい壊死組織のみ)壊死組織がほぼ除去され、滲出が多い場合、感染が成立している汚い創部に使用される。

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3)プロスタンディン軟膏

プロスタンディン軟膏はもうすぐ上皮化が得られそうな赤色期につかいますが、滲出かまだ多い場合は要冷蔵ですがアクトシンを使います。ユーパスタとアクトシンを混合するとユーパスタの絞り出しにくさが改善されるので滲出は多いが感染が落ち着いてきた創部には混合剤を使うことがあります。

こちらの提案を受けて、下記のように変更しました。

変更前
主に褥瘡の赤色期〜白色期

変更後
もうすぐ上皮化が得られそうな赤色期に使われる。進出がまだ多い場合はアクトシンが使われる(要冷蔵)。

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4)エベレンゾ

2020年11月より適応が腎性貧血に拡大されております。

こちらの提案を受けて、下記のように変更しました。

変更前
透析導入前の腎性貧血

変更後
腎性貧血

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特徴文改善の提案をしてくださった、医師・薬剤師のみなさま、ありがとうございます。

イシヤクでは、引き続き、皆様と一緒に、より良い薬剤特徴文にしていきたいと思います。
改善提案がありましたら、ぜひ薬剤詳細画面の「特徴文を改善する」リンクよりご提案いただけたら嬉しいです。

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