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人事担当者が「採用あるある」をSNSに書かない方が良い唯一の理由

主にTwitterの話なのですが、どこかの企業の人事担当者が明かす、採用時に困った受験者エピソード!的な話。

新卒・中途に限らず、様々な「ビックリ受験者」が描かれていて、読んでいる方はとても楽しいのですが、やっぱり心配になります。


そんなこと書いちゃって、大丈夫なのか、と。

(社名を明かしてなければ問題ないとは思いますが、本気で調べたら分かっちゃうパターンもありますからね・・)


大体の場合、受験者側の問題について、表面化した部分だけ切り取られて、面白おかしく語られていることが多いのですが、

なんだろう・・入社試験を受けに行く時って緊張するし、いろんな失敗をやらかす。


僕だって、今の会社の一次面接は遅刻ギリギリで、春なのに汗だくのまま入室・・ハンカチを持っておらずティッシュを貰って拭きながら受け答えする的な残念エピソードを経て、無事に入社して(たぶん)活躍することができています。


人が緊張状態、つまり非日常にある瞬間の、しかも表面化した部分だけを切り取って、それを世界に発信してしまう。。

緊張していたのかもしれない。面接の直前に、家の鍵かけたかな・・って不安になったのかもしれない。お腹が痛かったのかもしれない。電車が遅れてギリギリになってしまったのかもしれない。人間は見えないところで様々な問題を抱えていて、でも僕たちは見えるものしか評価できない。


受験者にも会社を選ぶ権利があり、「この会社大丈夫なのかな・・」とネット調査をするような、強かな受験者がそれを見つけたら、、


僕が思う、人事担当者が「採用あるある」をSNSに書かない方が良い唯一の理由は、

優秀な人が逃げていくから

です。


そして、そんな人事担当者のもとに集まってくるのは、

・インターネットやSNSをうまく活用できない人
・人の失敗を笑う人
・「何かあったんじゃないか」という想像力が働かない、表面化した事柄にしか目が行かない人


こんな人ばかりになってしまうのではないか・・・?