Ai Ishihara | vue

vue/福井県在住のローカルライター・編集者

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マガジン

  • vueの視点

    vueの活動を通して見たこと感じたことを共有していこうと思います。

  • 今みんなは何を考えているのか

    “今この瞬間”何を考えているのか。気心知れた人たちとの雑談の様子を書き連ねていきます。

  • 茶太郎のこと

    推定年齢8歳の保護犬・茶太郎が私たちの家族になった20日間の出来事

最近の記事

今年読んだ本をさらっとなぞる 年末のご挨拶

12月30日。 仕事は納まるのか、納まらないのか。 それともタイムオーバーで強制終了なのか…。 毎度ながら、自分の段取りの悪さと筆の遅さに、うんざりしてしまう2022年の終わりです。 今年もいろんな人に会って、いろんな文章を書きました。 毎回達成感よりも、ちくりと反省点が残ることの方が多くて、何年ライターをやっても満足することはありません。 そして、年数が経つほどに、力を抜くことができなくなってしまった。 (え、普通逆じゃないのか?) どの案件も魂の込め方だけは半端な

    • #9 不安の正体

      今回の雑談相手は、福井で企業のブランディングや人事コンサルティングなどを手がける「株式会社akeru」の大連達揮(だいれん・たつき)さん。日々企業や経営者と接するなかで、きっといろんな気づきを持っているはず、と雑談をオファーしました。コロナは少しずつ落ち着いてきたものの、まだまだ先行きが見えない日々。正直私自身ちょっと疲れたなーと思い始めていた頃でしたが、大連くんの熱い口調で一気に背筋がシャンとなりました。 雑談日 2020.5.14 ―「akeru」1周年おめでとうござ

      • #8 「待ってるよ」が心の支えに

        コロナは既存の店舗だけでなく、これから新たなスタートを切ろうとするお店にも影響を与えたようです。福井県池田町で、本と手づくりのお菓子やごはんを楽しめる『小豆書房』もその一つ。2020年4月オープンの予定が、5月11日に延期となりました(現在はテイクアウトのみ:2020年5月22日現在)。先日無事オープンし、早速賑いを見せていますが、店主の柴田智加さんはこの数ヶ月、どんな気持ちで過ごしていたのでしょうか。 雑談日 2020.5.13 ―この数ヶ月、池田町はどんな様子でした?

        • #7 小さな声を拾うことの大切さ

          今回の雑談相手は、私の中高時代の同級生でライター・編集者の玉居子泰子(たまいこ・やすこ)さん。東京に住む彼女は、「家族会議」をテーマに連載を書いたり書籍を出したりしています。東京の様子や仕事のことはもちろん、同じ2児の母親として子どもたちとどのように接しているか、あれこれ聞いてみました。 雑談日 2020.4.18 ―ニュースを見ると、東京は大変そうだよね。大丈夫? 大変だよー。東京といっても私が住むのは郊外だから、人の少ない時間帯に散歩に行ったり公園で身体を動かしたり

        今年読んだ本をさらっとなぞる 年末のご挨拶

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        記事

          #6 結婚式の夢をあきらめないで

          コロナでさまざまなイベントがキャンセルや中止になっています。人生の節目である「結婚式」も、中止や延期の判断が難しいようです。今回の雑談の相手は、福井でフリーランスのウェディングプランナーとして活躍しているa.n.d Weddingの大嶋歩さん。以前、取材させていただいたご縁で、親しくさせてもらっています。ウェディング業界の今はどうなっているのでしょうか。 雑談日 2020.4.17 ―ウェディング業界にもコロナの影響が出ているようですけど、ぶっちゃけ今どんな感じですか?

          #6 結婚式の夢をあきらめないで

          #5 コロナだからって僕は変わらない

          コロナが騒がれ始めて、早2ヶ月以上。不安と希望、いろんな感情が入り混じって、落ち着かない毎日を過ごしている方も多いのではないでしょうか。今回の雑談相手は、福井県鯖江市河和田地区の木地職人『ろくろ舎』の酒井義夫(よしお)くん。いつもブレない彼は、どんなことを考えているのか気になっていたのです。コロナの時でもろくろ舎の工房は、いつもと変わらず穏やかな空気が流れていました。 雑談日 2020.4.13 ―ろくろ舎は相変わらず時間の流れがゆるやかで落ち着くな〜。コロナの影響ってど

          #5 コロナだからって僕は変わらない

          #4 気持ちが動くところに集まっていく

          コロナ禍でいろんな変化がありましたが、私自身、物を買う・選ぶ時の基準が以前と変わりつつあるなと思う今日この頃です。 さて、前回お邪魔したTSUGIではデザイン部門だけでなく、福井のグッドプロダクトを集めたショップ「SAVA!STORE(現在オンラインのみ)」も運営しています。今回はTSUGIのデザイナー寺田千夏ちゃん、そしてSAVA!STOREの新店長・安田昌平さんと、物をつくる・買う視点についてあれこれ話してみました。 雑談日 2020.4.13 ―こちらが噂のSAVA

          #4 気持ちが動くところに集まっていく

          #3 「こうあるべき」を崩す時かもしれない

          オンラインやリモートワークがすっかり浸透するようになり、私(ライター)の仕事も画面越しでのやりとりが増えてきました。今のところ特に大きな変化はないものの、この先不安がないわけではない……。ほかの仕事仲間は今の状況をどう見ているのか気になるところです。というわけで、やってきたのは福井県鯖江市河和田(かわだ)地区。仕事をご一緒することも多い「TSUGI」のにいやん(新山直広さん)に、コロナ時代におけるデザイナーの生き残り方(!?)についてビシッと考察してもらいました。 雑談日 

          #3 「こうあるべき」を崩す時かもしれない

          #2 自分が何者かはどうだっていい

          前回の雑談で、偶然同じ場所に居合わせたのが、友人の野田恭平くん。富山出身で現在は福井在住ですが、元蔵人、バーのマスター、でも本業はカメラマンという結構謎な人物です(笑)。普段から彼と話をしていると、とにかくリサーチ力と分析力に長けていて、よくそんなこと知ってるなーと思うこともしばしば。この時の雑談でも、彼の分析力は冴えまくっていました。 雑談日 2020.4.10 ―コロナ。ほんとどうなっちゃうんだろね。終わるのかな。 いや、終わらないでしょう。終息っていうよりかは、う

          #2 自分が何者かはどうだっていい

          #1 しっかり落ち込んでから前に進む

          コロナ禍のなか、気になっていたのは、やはり飲食店の状況でした。休業を決めたり、テイクアウトに切り替えたりするお店は増えていますが、正直判断が難しいところです。 福井駅前にある「クマゴローカフェ」は私が大好きなお店の一つ。県内各地の食材を使った家庭料理は丁寧につくられていて、でも肩肘張らない感じがとても気に入っています。2年前に店主の牛久保星子さんが出産してからは、「朝ゴロー」というモーニング営業をメインに、ランチや夜は日替わり店主が入るなど、営業スタイルを変化させています。

          #1 しっかり落ち込んでから前に進む

          今、みんなは何を考えているのか。

          2ヶ月前とはすっかり世の中が一変してしまいました。 マスクがなくなり、学校が休みになり、 トイレットペーパーで右往左往し、 買い物ひとつも足早に済ませる毎日です。 私は普段、ローカルの分野で文章を書く仕事をしていますが、 取材もオンラインがメインになってきました。 人に会いに行き、話を聞いてなんぼなのですが、 これができないのは結構辛い。。 アフターコロナやポストコロナと言われているけど いろんな業界・業種で仕事のあり方が変わるのだろうなと感じています。 そうは言いな

          今、みんなは何を考えているのか。

          君はどんな世界にいたいのか

          「自分で立ち向かわないといけないんだよ」 経緯は忘れたが、そう子どもに言ったことがある。 困難なことが起こっても、結局は自分で乗り越えないといけない。 世知辛い世の中、強くならないと、と半分叱咤激励を込めて。 強くなるにはどうすればいいかって? 武器を手に入れて装備を整え、攻撃力と守備力、そして経験値を積んでいかないとね。 勉強や運動など日々のことをドラクエに例え、もっともらしく子どもに伝えていたのだが、ふと我にかえった。 ・・・ そもそも、うちの子どもはどんな世

          君はどんな世界にいたいのか

          私がローカルで仕事をする理由

          朝、七草粥をコトコト炊きながら、 今年も7日経ったのか、と気づいた。 年明けから、SNSには「2020年の抱負的な投稿」が溢れていた。 毎年、私はこの投稿を読むのが好きだ。 どんな一年になるかはその年の大晦日にならないとわからないけれど、みんなの年明け最初の抱負は、読むと清々しい気持ちになるし、こちらの背筋も伸びる。 そろそろ私も2020年のことを考えてみようかな。 キャンプや山登りはしたいし、楽器も再スタートしたい、身体も鍛えたいし、家の庭も整えたい……やってみたい

          私がローカルで仕事をする理由

          茶太郎のその後

          奈良の施設からやってきた保護犬の茶太郎。 保護された時から身体はもう限界で、我が家に来てわずか20日で旅立ってしまった。 ▲すぐに息切れするので、とにかくよく寝ていた 亡くなった翌日は土曜日だったので、家族みんなで茶太郎を火葬。 慣れた感じの葬儀業者がちょっと嫌だなあと思いつつも、14kgほどあったフワフワの茶太郎は、あっという間に小さな骨になって戻ってきた。 茶太郎を保護してくださった団体の代表も、亡くなった知らせにとてもショックを受けていたようだ。後日、お手紙をい

          茶太郎のその後

          昨日と今日のこと

          何から書いたらいいのか。 昨日の朝、起きて声をかけたが、もう茶太郎は動かなくなっていた。 旦那いわく、早朝に様子を見たときは、顔を上げていつも通りだったとのこと。 ほんの1時間くらいの間に逝ってしまったようだ。 前日の散歩で苦しそうになり、一旦持ち直して夜には穏やかな寝顔を眺めていたのだが……発作からの低酸素症、いわゆる急死だった。 我が家にやってきた直後、実は最初の診察で「残念ですが、この子は長くはないと思います」と言われていた。 保護されたときから、茶太郎の身体は

          昨日と今日のこと

          あともうちょっとだけ

          夕方、散歩をしていたら、茶太郎が倒れた。 慌てて抱っこし、ダッシュで帰宅。力なくうなだれていたと思ったら、今度は心臓が破裂するかと思うほど息切れがすごく、舌もチアノーゼを起こしていた。 フィラリアのせいで肺の中を流れる血管の圧が高まり、その結果心臓に負荷がかかる肺高血圧症を患っているので、ちょっとの興奮が呼吸困難を引き起こしてしまうのだ。 もしもの時のためにヤフオクでゲットしていた酸素吸入器がやっと役に立った。 過呼吸のようだった呼吸も、少しずつ落ち着き、今はこの通り

          あともうちょっとだけ