ふじゆり

ウェブデザイン、グラフィックデザインを経て、現在はISIDのUXデザイングループでUI…

ふじゆり

ウェブデザイン、グラフィックデザインを経て、現在はISIDのUXデザイングループでUIデザイナーをしています。情報設計まわりを整理することだけでなく、いろんな人と話し合いながら、ものづくりをしていく過程が好きです。

最近の記事

フィリピン人向けのアプリ設計をしてたら日本とは違うフィリピン事情が垣間見えた話

フィリピンに来てから、いろいろと日本と違うところに気づかされます。今回、日々の学習をスマホでできるようにアプリ開発を進めていますが、UI設計をしていくと、フィリピン人にとって「あたりまえ」な、日本と異なる事情がありました。 電話番号はコロコロ変わるからアカウント登録はSNSかメアドが好ましいという事情 私「アカウント登録は個人に紐づけるなら携帯番号とかかな?」 フィリピン人の仕事仲間(以下PH)「いや、フィリピンの人って携帯番号すぐ変わるからFacebookアカウントとかG

    • 海外に来てから使ってみた&紹介されたアプリ、サービス

      仕事で使ったサービス、海外生活で活用できるアプリや、フィリピンで生活するならあると便利なアプリなど、ジャンル問わず幅広くまとめてみました。 仕事関係[コミュニケーション]Slack 教育アプリを開発するにあたり、コンテンツ自体の開発やデザイン開発など横断的にコミュニケーションを取る必要があったのでSlackを活用してます。 Googleツールたち カレンダーやスプレッドシートなどを使っています。さまざまなアプリと連携できたり、バックエンド側との連携しやすさがGoogleツ

      • フィリピン人のためのUXデザイン【物品購入・サービス編】

        本当に雨季なの?と思うくらいの晴天続きのフィリピンです。 今回は物流や人々のまわりにあるサービスに関するUXデザインをご紹介します。 充実したランドリーサービス フィリピンでは洗濯機が高価なため、一般家庭にはほとんどありません。そのためランドリーサービスが結構いろんなところにあります。 サービス内容は通常(2日間)だとだいたいPHP40/kg前後、ラッシュ(即日〜明日)はその倍くらいで提供されています。セルフサービスで利用できるのもあるので、スーパーなどで売っている洗剤は一

        • フィリピン人のためのUXデザイン【日常生活編】

          7月になりましたね。フィリピンは猛暑を過ぎ、雨の日が多くなりました。 こちらで実際に生活をしてみて、フィリピン人のために設計された生活空間やサービスだなと感じることがあります。今回はその中でも日常生活で感じたUXデザインをご紹介します。 どこかしらに座れるところがある(というかそういうところを探す天才) どこででも休憩したり、どこででも会話がはじまるのがフィリピン。垣根の塀やフェンスなど、座れる高さの何かしらがあると、誰かしらそこに座っています。「場をわきまえる」という日本

        フィリピン人向けのアプリ設計をしてたら日本とは違うフィリピン事情が垣間見えた話

          これであなたもフィリピン人!5つのファッションポイント

          【女性編】髪の毛はロング!明るい色に染めるのも◎フィリピンの女性は黒髪ロングで髪がきれいです。めちゃくちゃうらやましい…。髪の毛を明るく染めている人もよく見かけます。 ヘアアレンジをしている人は少なく、いてもひとつ縛りの人が多いです。細かい作業などは得意ではないのかな…といった印象。 とにかくタイトにスキニージーンズ 服装についてはスキニージーンズが圧倒的に多いです。どんな体格の人も等しくスキニージーンズを履いてます。 逆にスカートやワンピースを着ている人、ゆったりとした服

          これであなたもフィリピン人!5つのファッションポイント

          日本人として感じるフィリピン人との働く姿勢の違い

          フィリピンに来て、はや1ヶ月。おいしいごはんを食べたり、きれいな海を眺めたり、遊んでいるだけではありません(たぶん)。とってもフレキシブルな働き方や、日本の価値観が少数派なのかも?と感じるとこもあり、非常に興味深かったのでまとめてみます。 あくまで個人的な見解かつ主観なので、そんなことないよ!っていうところがあったらぜひつっこんでいただきたいです。 1.日本における時間の価値が圧倒的に高いほかの国を旅行していても感じていましたが、こと仕事などの業務においても、締め切りやスケ

          日本人として感じるフィリピン人との働く姿勢の違い

          日本と海外でペットボトルのキャップの大きさが違う件について

          海外に旅行したことがある方は、一度は感じたことがあるのではないでしょうか。 海外のペットボトル飲料のキャップって、日本に比べて浅くないですか? フィリピンも例外ではなく、浅いキャップです。結果、いつもどおりにフタをしてカバンに入れてたら、ちゃんとフタがしまっておらず中身がもれてたことが何度もありました。 はい、これは完全に私の確認不足です。 が、日本ではこんな事態になったことはありませんでした。普段からおっちょこちょい属性を持ち合わせているのであれば仕方ないね、という話

          日本と海外でペットボトルのキャップの大きさが違う件について

          フィリピンのファストフード事情

          フィリピンに来てから、イタリアンやスパニッシュ、インドネシアなど様々な国の料理を食べてきました。フィリピン料理ばかりかと思っていたのですが、スペイン領土だったことやアメリカ文化がたくさん流れてきた歴史的背景もあってか、色々な国の料理を比較的どこででも食べることができます。 そんななかでも、こりゃあフィリピン!と感じたファストフードたちについてご紹介したいと思います。 1. Jolibeeいわずと知れたフィリピンの国民的ファストフード。いつも家族連れや友人グループ、お一人様で

          フィリピンのファストフード事情

          「今」だけではなく「全体」を見据えた、開発そのもののUXデザイン

          私が担当することになったのはアプリ開発のUIUX設計とのことでしたが、話を聞いてみると、まだコンテンツは固まっていませんでした。 現状の教育プログラムは、Face to faceで時間を拘束して実施しているのを、時間場所問わずに、楽しく続けられるアプリにしたいという希望と、Lessonシーンはこんな感じ、ランキング画面はこんな感じ、といった各要素の画面ラフはありました。 さて、何からはじめよう? 私の腕がゴリゴリなっているのが聞こえました。 まずはプロジェクト全体の構成案の

          「今」だけではなく「全体」を見据えた、開発そのもののUXデザイン

          フィリピンの実態を右端から左端まで味わった話

          会社で実施しているとあるプログラムに応募し、社会課題解決に取り組む一環としてフィリピンに来ています。プログラムを回してくださっているのはクロスフィールズさん。さまざまな新興国へ人を派遣し、課題解決と人材育成を行なっています。 今回は、さまざまな理由で学校に行けなくなったOut-of-school youthのために教育アプリケーション開発をしている組織へ、3ヶ月間UI/UXデザイナーとして参画することになりました。 ここで感じたフィリピン事情や体験を記していきたいと思います。

          フィリピンの実態を右端から左端まで味わった話

          はじめまして。UXデザイングループです

          2019/1/11追記 この記事はチームアカウントにて再掲されました! 株式会社電通国際情報サービス(ISID)は、主に仕事の際に利用する業務システムや製品を開発しています。業務システムと一言で言っても内容はさまざまで、例えば勤怠を管理するシステム、社員の給与や経費を管理するシステム、製品を開発するためのシステムや金融機関、行政機関で扱う情報を整理するシステムなど、縦横軸に広がりがあります。業務システムのほかに、世間一般に情報を発信するためのウェブ基盤や、会員サイトの開発基

          はじめまして。UXデザイングループです

          あたりまえじゃない!?世界で感じるUXのちがい

          矢印の向き、逆じゃないの?先日、友人を訪ねにチェコへ1週間ほど旅行へ行きました。チェコといえば芸術の国、美しい街並みが有名です。交通網も充実しており、バスやトラム(路面電車)、地下鉄をひとつの券で乗車することができます。回数ではなく、時間制の券で30分、90分、24時間、3日券とあります。時間制のおかげで、方向性がわからない私のような観光客でも、うっかり逆方向のトラムに乗車しても、すぐさま乗り換えができるので非常にありがたかったです。そしてとてもリーズナブル。 行き先を確認す

          あたりまえじゃない!?世界で感じるUXのちがい