クロッキーは絵の筋トレである。

よく言われていることで、たくさんの絵描き系ユーチューバー様方が
ライブ実施などで毎日おこなっております。

では何故クロッキーで画力がアップするのでしょうか？

この記事は、クロッキーの目的を知ることで
効果的な考え方や、
クロッキーが続かない人の特徴などを紹介していきます。

※ここを見ている方は「キャラクターイラスト」を上手く描きたい…という前提で話をします。

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「特徴を見分ける」と「理解して描きだす」

人は描写できなくても判別をします。

人は直感的に特徴を見分けることが出来ます。
群れ社会で、男女・年齢など人を見分けたりするためです。

ただし、ほとんどの人は特徴を大まかにしかとらえられません。

例えば
萌アニメの絵が同じに見える、アイドルの顔が同じに見える、
海外の人の顔の見分けがつかない、
などは、これにあたります。

何故なら、自身に興味・必要が無い限りは
最低限の情報しか覚える必要がないからです。

なので、おおまかな特徴しか覚えていないので
詳細な特徴を描き出すことができません。

しかしただ、覚えていない、知らないことです。
逆に覚えれば理論上誰でも描けるようになるわけです。

要するに鍛えられます！

下手の正体

人は直感的に特徴を見分け
特徴と違った場合、違和感を感じます。

そのため
部位欠損した方を見て驚いてしまうのも
超爆乳を奇乳と嫌がる人がいるのも
描いた絵（キャラクター）が下手に見えるのも
認識している「人」という形から外れている

…ということを無意識に見分けて違和感を感じているからです。

キャラクターイラストは、人物のデフォルメです。
視ている人が正解だと認識する特徴とすり合わないことで
起きるのが下手という認識です。

流行り絵は
多くの人が認識する、多くの人が目にしている特徴を
正解と認識しているからです。
（魅力的な絵は別の要素がありますが、今回は割愛します）

ヘタウマというものがあります。

三峯徹 さん(@gQQGT5QMIGy02n)や、sattouさん（@sattou0）などは、
沢山描くことで、特徴（画風）を視る人にルールとして認識させ
変だけど、これは正しいと思わせています。

なのでヘタ（＝その形ぽいけど違和感がある）ウマ（＝特徴がルールに合っているから正しい）ということになると考えられます。

メジャーになったキモ芸人さんが、キモカワとして受け入れられるのも
平成ライダーが初見はダサいと思っても3話目にはカッコよく視えてるのも
視ている人が特徴を認識してビジュアルのマイナス面を違和感と感じなくなった結果、それ以外の良い部分が見えるようになったのだと思われます。

クロッキーのメリット

共通認識の人の形を覚え違和感を無くしたものを描くのが、
上手く描く方法となります。

その練習として毎日クロッキーを行うことが有効です。

モチーフを「短時間」で「簡潔に」描く　クロッキーは
特徴を把握するのに有効です。

また、その特徴を手で描きだす練習をするのに効果的です。

特徴を捉える
と
特徴を描きだす
のは違う能力です。

日々少しづつ、特徴を覚えと描きだしの練習をしていく
のが効果的です。

またクロッキーは短時間で集中して対象をみるため、
観察眼が鍛えられ以下のメリットがあります。

すぐ良い所が見つけられるようになる。
ポイントを探す練習ができる。
すると…