いそG

ピアノマン、筋肉マン、ランニングマン、合気道マン、ビジネスマン、読書マン、作家マン。な…

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ピアノマン、筋肉マン、ランニングマン、合気道マン、ビジネスマン、読書マン、作家マン。などを目指している、ヘタレで心優しいアラフィフおやじです。

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  • 武道ガールズ

    武道大好きな女子高生達の青春小説です。連載中です。 あらすじ 花見が趣味の女子高生さくらは、部活や汗や青春とは無縁な生活を送っていた。桜満開のある日、伝説の桜の木を探していたさくらは、合気道と出会い武道の世界に魅かれていく。剣道経験者のヒナコ、合気道師範の娘サヤカの他、柔道や空手の経験者、生徒会も巻き込んで、さくらは武道同好会を結成。創立百周年の文化祭を盛り上げるべく、個性豊かなJK達の青春が走り出す。

  • 「いいからやれ!」

    ピアノマン、ランニングマン、筋肉マン、合気道マンなどになりたい50歳のサラリーマンが、自らやる気をだすために書いたエッセイです。

  • 旅は短し歩けよジジイ

    アラフィフおやじの旅のエッセイです。

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「いいからやれ!」 前書き スイッチ

スイッチ  もうすぐ50歳、中年サラリーマンのオレが、今やりたいこと、なりたいもの、欲しいもの。    ピアノを上手く弾けるようになって、都庁のピアノを弾いてみたい。   ランニングを習慣にして、東京マラソンを走ってみたい。  ぶよぶよのお腹をなんとかして、腹筋の割れたカッコいいオヤジになりたい。  書きかけの小説を最後まで書いて、本屋大賞と直木賞をとって、映画化されたい。  合気道で黒帯になりたい。  好きな本をたくさん読みたい。  昔やったドラクエをもう一回やりたい。

    • 「武道ガールズ」 9 構え

      9 構え 「日曜の朝からさくらがお出かけなんて珍しいわね」 「なんだデートか?」 「ジャージでデートはないでしょ。友だちとスポーツクラブの無料体験だって」 「なんだダイエットか?」 「無料だからっていきなり契約しちゃ駄目よ、月会費が高いんだから」 「でもまあなんだ。さくらはもっと好きなことをやっていいんだよ。いつも何かっていうと我慢してるからな」 「桜木高校に行ってくれただけで、もう十分親孝行。家計に優しい県立様々。よかったねー、一緒に行く友だちができて。さくらは友だち少な

      • 「武道ガールズ」11 護身とは

        11 護身とは  横一列に整列した一番端に座りながら、ヒナコとさくらの二人は笑いをこらえるのに必死だった。  整列している皆が目をつぶり黙想しているのに、さくらとヒナコの興奮はとまらず、ヒソヒソ声でしゃべり続ける 「じいさん、容赦ねえ。やばっ。すげー振り回された。まじ強かった。いや、まいった。すごすぎて、笑っちゃう」  さくらも先程から笑いをこらえきれなかった。 「投げられて、抑えつけられて、笑ってるって、私達、壊れてる? 壊れちゃった?」 「しゃべらない!」  春名が小声

        • 【読書感想】犬がいた季節 伊吹有喜 等身大の青春が、切なくて、優しくて、愛おしい。★★★★★最高傑作だ。

          2021年の本屋大賞3位の作品。 audibleにて読了。 最初は小粒な作品かと思った。 「犬がいた季節」って、タイトルも地味だし。 カバー絵も素敵だけど、やはり地味だし。 でも本屋大賞3位だしなあ、と読み進めるうちに驚いた。 小粒どころではない、これは大作、最高傑作だ。 1988年〜2000年の12年間、三重県の進学校に通う高校生達の5つのストーリー。 一話ずつ独立した話しではあるが、やがてきれいに繋がっていく。 短編が繋がっての大団円、というのは、伊坂幸太郎さん、青

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        • 「武道ガールズ」 9 構え

        • 「武道ガールズ」11 護身とは

        • 【読書感想】犬がいた季節 伊吹有喜 等身大の青春が、切なくて、優しくて、愛おしい。★★★★★最高傑作だ。

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        • 武道ガールズ
          13本
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        記事

          旅は短し歩けよジジイ 京都旅行 2023年3月 後編 二日目

          (中編から続く。中編はこちら) 二日目(40,257歩) 7:00チェックアウト ①嵐山(朝8時散策スタート) ②渡月橋(橋だ) ③天龍寺(和室、庭園、雲龍図。朝の静けさが、なんて素晴らしい) ④竹林の道(人込みが…先にここを歩けば良かったかな) ⑤金閣寺(金閣寺は金閣寺という感想) ⑥鴨川デルタ(こういうとこが好きなのです) ⑦下鴨神社(夏には古本市が開催される) ⑧百万遍交差点〜京都大学〜喫茶進々堂(きてしまった) ⑨銀閣寺(銀閣寺は銀閣寺という感想) ⑩東寺(五重塔、

          旅は短し歩けよジジイ 京都旅行 2023年3月 後編 二日目

          旅は短し歩けよジジイ 京都旅行 2023年3月 中編 一日目

          (前編 旅立ちの前に から続く 前編はこちら) 一日目(36,536歩) 東京駅7:33発ヒカリ→京都駅10:12着 ①伏見稲荷大社(山頂まで続く赤鳥居。ととのった) ②ランチ(七条駅で九条ネギうどん) ③三十三間堂(圧巻荘厳の千手観音立像) ④清水寺(人混みにゲンナリ) ⑤八坂神社(疲れてきた) ⑥祇園・四条大橋・レストラン菊水(ビール、ビール) ⑦先斗町・四条木屋町(うわー、素敵だ) ⑧錦市場(ほぼ終わってた) ⑨ラーメン断念(新福菜館、第一旭、並べないわ) 京都駅前

          旅は短し歩けよジジイ 京都旅行 2023年3月 中編 一日目

          「武道ガールズ」12 大山花の初恋

          12 大山花の初恋  初恋は人生に一度だけだ。幸薄く、若くしてこの世を去ろうとも、100歳を越えて大往生しようとも、初恋は、人生に、ただ一度きりだ。  大山花の初恋は小3の夏だった。そして未だに、もう高校も卒業しようというのに、その恋は終わらない。もうかれこれ十年近く、たった一人のあいつに恋をし続けている。  福井大輔は弱っちい男の子だった。初めて道場に来た日、彼は最初から最後までほぼずっと泣いていた。泣きわめくのではなく、しくしくと、声にださずに泣いていた。小さくてや

          「武道ガールズ」12 大山花の初恋

          旅は短し歩けよジジイ 京都旅行 2023年3月 前編 旅立ちの前に

          このエッセイは53歳の白髪のジジイが、結婚以来初の一人旅で憧れの京都に行き、一泊二日の短い旅路を、へろへろになるまで歩き抜いた旅の記録である。 旅をすると思考があっちこっちに飛び回る。過去や未来や夢や現実や、普段の生活ではあまり考えないことを思ったりする。 思考も旅をするのだ。 旅の魅力はそういうところにもある。 キレイな景色を眺め、美味しいものを食べるのは、もちろん旅の醍醐味。だけど、旅をしながらどんなことを思い、考えるのか、それもまた、旅の醍醐味だ。 文章も旅のごとく、行

          旅は短し歩けよジジイ 京都旅行 2023年3月 前編 旅立ちの前に

          「武道ガールズ」10 正面打ち一ケ条抑え

          10 正面打ち一ケ条抑え 「技、はじまります。見ててください」  春名の声に、道場中央を見ると、高遠先生とジョーが対峙し、その周りをぐるっと取り囲むようにして、二十人ほどが正座をして見守っていた。   さくらとヒナコも静かに輪に加わり正座をする。 「正面打ち一ケ条抑え、二!!」  高遠先生が腹の底からだした迫力のある声が、道場中に響き渡る。  強い視線が中央に集中し、空気が凛と緊張する。  先程習ったばかりの構えから、ジョーが高遠先生の額めがけて、正面から手刀を打つ。  

          「武道ガールズ」10 正面打ち一ケ条抑え

          「武道ガールズ」 8 一歩目

          8 一歩目  はじめの一歩を踏み出すのに、どうしてこんなにためらうのだろう。前に進みたいのは自分なのに、どうしてわざわざ自分で自分にブレーキをかけようとするのだろう。  春の嵐は、今が盛りの花花を無慈悲に奪い取り、泥と土に帰していった。雨は勢いをなくしながら三日続いた。細く冷たい雨は、しとしとと音を吸いながら世界を浄化し、教室の窓からは桜色が消えた。  仙道さくらは、ノートの下に隠した合気道のチラシを見つめ、小さくため息をついた。女性が男性を投げ飛ばす大きな写真の下に、

          「武道ガールズ」 8 一歩目

          「いいからやれ!」 30年ぶりのギターが超楽しい

           2020年5月、30年ぶりにギターを弾いた。 きっかけは、オレとは滅多に話さない中3の次男坊。新型コロナ自粛で学校も長いこと休みとなり、暇で暇でということもあったのだろう。 「ギター欲しいんだよね」って、珍しく話しかけてきた。  多分こいつは分かっている。  自分のオヤジはあっさりギターを買ってくれるであろうことを。  オヤジも実はギターを欲しがっていて、もしかしたら自分よりオヤジの方がギター欲しい熱が高いことを。  息子に言われたら、買ってやるさ。  二つ返事で買ってや

          「いいからやれ!」 30年ぶりのギターが超楽しい

          祝 酔っぱらい

           嬉しいよね。  久々にお店で飲んだよ。  焼き鳥と生ビール。  ポテトサラダ。  あとは、、、忘れた。  嬉しいよね。  超嬉しいよ。  店長、大変だったよね。  やっぱりこの店のボンジリは、最高だ。  うまいよ、まじで!!  涙でそうなくらい、まじで、うまいよ!!  一人で家で飲むのではなくて、同僚とバカな話しして飲むってのが、やっぱ、いいじゃない。  どうでもいい話しをさ。  どうでもよく話すのさ。  当たり前だった日常。  戻ってきたね。  あり

          祝 酔っぱらい

          つらいとき

           つらいとき、嫌なことがあったとき。  嫌なこと、なんていうと子供みたいだけれど、理不尽なことや、納得できないこと、どうにもこうにももやもやして、落ち込んで、エネルギーがなくなって。そんなときは、発散すること。一人で溜め込まないで、バカ話しにして笑ってしまうこと。発散出来る仲間が一人でもいるといいね。  あのとき、俺は一人だったな。誰にも相談しなかった。誰かと一緒に飲みに行ってさえ、弱音ははかなかったし、愚痴も言わなかった。何もかも自分で抱えて、自分でやるしかないと背負い

          つらいとき

          働きすぎて壊れかけのオレは、本がとても好きだったことに気づくのであった

           久々に午前休をとった。  半期で有給3日以上の取得が義務づけられ、一週間後の期末締日までにあと一日休まないといけない。半休+半休で一日扱いの裏技を使い、来週あと一回半休を取ればミッションクリアだ。  休むことをミッション扱いすること自体、なんかもう壊れかけているのだけれど…  にしても、この二ヶ月は働きすぎだった。  先月はギリギリ残業80時間越えず、今月も前半はヤバかった。  新型コロナの影響で仕事も色々と延期となり、やっと少し心に余裕が出てきたけれど、すでにかなり壊れか

          働きすぎて壊れかけのオレは、本がとても好きだったことに気づくのであった

          「武道ガールズ」 7 合気道 剣道 夜桜

          7 合気道 剣道 夜桜  靴下では滑って転んでしまいそうなくらい、ツルツルの木の階段をヒナコは上った。  技をかけあう合気道の稽古は、なかなか面白かったけれど、見てるだけではどうにも退屈してしまう。時々二階から聞こえる歓声や拍手が気になった。何より武道場の二階に興味があった。 「やっぱりピンクでしょ」 「いや、赤のほうが絶対映えるって」  窓際では北川奏太ら生徒会の面々がしだれ桜を見ながら話し合っている。桜をライトアップしようとして、何やら機械を調整しているようだ。夜桜と

          「武道ガールズ」 7 合気道 剣道 夜桜

          中学受験で大切なこと(父親私見です)

           次男坊の中学受験から間もなく二年が経つ。  2019年12月現在、長男は県立高校の二年生、次男は中高一貫の私立男子校の中学二年生。二年前はダブル受験で家にピリピリと緊張感もあったけど、今年は受験もなく、文化祭やら修学旅行やら、まあ、楽しく学校生活を送れているようだ。  さらっと書いたけれど、 「楽しく学校生活を送る」  それが何より基本だと思うんだよね。  基本の基。  親として、基本にして、最大の望み。  そりゃあね、朝自分一人で起きて、机の上はいつもきれいで、決まっ

          中学受験で大切なこと(父親私見です)