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タカラヅカとの出会い【初めての「ご贔屓」と出会って退団を見届けるまでの話。(2)】

いそです!

ちょっと自分の話をします!

私は幼稚園に入る前から音楽が、特に歌うことが大好きでした。
幼少期はディズニー映画を観て育ちました。ディズニープリンセスの中ではリトルマーメイドのアリエルが大好きで、ビデオ(当時はDVDなんて無い)を観ながら一緒になって歌ったものです。
ちなみにアリエルを抜いて一番好きだったキャラはセバスチャンです。
そのころからミュージカルというものはずっと好きだったように思います。

幼稚園のお遊戯会でピーターパンのティンカーベルの役をもらった時に人前で歌ったり踊ったりすることの楽しさを覚えた私は、
ほどなくして地元の合唱団に入団します。
そこではいわゆる合唱曲を歌うことはもちろん、
音楽劇やミュージカルに出演する機会もありました。

そんなわけで、
私にとって「劇場で観るエンターテインメント」は割と身近な存在でした。

私が宝塚に初めて出会ったのは、今から17年ほど前。ちょうど宝塚歌劇団が90周年を迎えたあたりです。

合唱団の定期演奏会でミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」の楽曲を歌うことになり、タイミングよくその原作映画がテレビで放送されると知った私は当然のことながらそれを観ることにしました。

その時、確か「サウンド・オブ・ミュージック」の後に放送されたのが、
宝塚歌劇団雪組公演「スサノオ/タカラヅカ・グローリー!」です。

宝塚歌劇団の存在は知っていたものの、作品は観たことがなかった私。

でも、その前(いや…後だったかも…?あやふやです。なにせ20年近く前の話なので!)にテレビで放送されていた、宝塚音楽学校を卒業したばかりの初舞台生に密着した番組を観ていて、「すべての役を女性が演じる」という宝塚の世界の何とも言えない美しさと、舞台のキラキラと、ひたむきな初舞台生のお姉さんたちにあこがれの気持ちを持っていました。
あとで気づくのですが、その番組こそが「スサノオ」で初舞台を踏んだ90期生に密着した番組だったのです。

わぁ~これが宝塚か~すごいなぁ〜なんて思いながら観ていた時。
男役スターの音月桂さん演じる「アメノウヅメ」という歌の上手い神様が登場しました。
髪は長く、女物の着物を着ているけど、明らかにオラオラしている。

この役は何?男なの?女なの?混乱している私にその神様は言いました。

「ねえ皆、私って男だと思う?女だと思う?実はどっちもできるのよ」

台詞はうろ覚えですがこのような言葉だったと思います。

にっこり笑ったと思ったらキリっと表情を変えて、男女どちらとも分からない中性的なオーラを振りまきながら伸びやかに歌う姿。

その姿を観て、私はやられてしまいました。

「男女どっちだっていい!!
 ただ、この人、ものすごくかっこいい!!」

それが宝塚との最初の出会いです。

それから食い入るようにショーの終わりまで観て、観終わったころにはフィナーレのパレードで歌われていた「フォーエバー・タカラヅカ」が頭の中をぐるぐると流れていました。

そこからはもう、寝ても覚めてもタカラヅカ。

そんな私の第一次ヅカヲタ期の話は、次の投稿に書くことにします。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました!

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