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25歳になった夏、今とこれからをぼんやりと思いなおす

久しぶりにnoteを書く。今年の夏にいつのまにか25歳になった。つまり、人生の第1四半期が終わったということだ。ついこの前まで小学生だったのにもう25歳だなんて、人生は思った以上にあっという間に過ぎていくんだなとびっくりしている。

今の自分は精神的にも社会的にもとても安定し、すごく幸せに生きられている。これまで肯定的に自分を捉えられたことがあまり多くなかったため、この気持ちを忘れないためにも文章にしておこうとnoteを開いている。

最近は仕事漬けの日々だ。これはネガティブな感情ではなく、ポジティブな没頭を意味している。会社という枠の中で2年目というペーペーな立場であるにも関わらず、事業の中核を任せてもらっているしやり方も相当自由だ。年上の社員・派遣社員さんを3人くらいマネジメントしながら日々数字と向き合いPDCAを回す。チームとしてうまく言っているかというと疑問符は残るけれど、なんとか継続的な成果は出しつつ貢献の範囲を広げられている。

自由、と言ったのはやり方や期限などを指図されているわけではなく自分の裁量ですすめる必要があるからで、決していいことばかりじゃない。自分から積極的に上司にはたらきかけて打ち手を示さないと全く前進しない。本当に全くだ。この働き方には最初は戸惑ったが、上司をクライアントだと思ってどんどん提案していくことで、徐々に改善されてきた感じもある。

一番むずかしいのはメンバーの評価だ。今年度から考課者としてメンバーの成長や成果に対して評価やフィードバックする役割を担っているが、とても苦戦している。自分自身、学生時代に運営していた学生組織の経験から人の強み弱み、課題を見抜くことや、それをフィードバックすることは得意だと感じていたが、相手が社歴も社会人も人生としても先輩に対してだと話は変わってくる。人の課題を把握するということは、構造的かつ時間軸も意識しながら捉えないといけないことだと思う。けれど、自分自身に量と質をともなった経験が少ないため、課題特定と解決策とその伝達方法に対する引き出しの数や奥行きが足りていない。ここは即効性を持って向上できる能力ではないと思うので、まずは目の前の相手に徹底的に向き合いながら、相手から反発が出たとしても考えたことを素直に伝えることがやるべきことなんだと思う。

ここまで書いてみて思ったのは、ぼくはとても運がいいということだ。今の会社を選んだことも、今の役割を担えたことも、意図しているようで偶然のめぐり合わせにすぎない。それでも満足感と困難を同時に身にまといながら仕事ができているのは本当に幸せに感じる。

一方で、ぼんやりと悩むのは今後に向けてのことだ。今の仕事は面白いし、もっともっと役割を広げながら成果を出していきたいが、それが果たしてどんな力になっているのか、汎用性・再現性がどれくらいあるのかは未知数だ。没頭しているがゆえに、俯瞰して自分を見ることは全くと言っていいほどできていない。

現状やりたいことは特にないが、進みたい方向性は朧げにある。「どこでも働ける人になりたい」ということだ。ぼくのすべてを作っているのは強い好奇心で、知りたい学びたい行きたいといった「〜たい」が人生を彩ってくれている。それに関連して最近知ったのだが、どうやら好奇心には3種類あるらしい。

拡散的好奇心(いろんな方向に発生する知りたい!という欲求)
知的好奇心(知識と理解を深めたいという欲求)
共感的好奇心(他者の考えや感情を知りたいという欲求)

引用:好奇心の3タイプ、そして重要な知的好奇心をどう呼び起こすのか | ナカシマガジン

浅い理解だけど、1.広く浅く、か2.狭く深くか、3.対人か、の3種類。そのうち、自分は広く浅く知りたい欲求が生まれる感覚が強いと感じている。もちろん何かを深めたいし人のことを知りたいのもあるけど、現時点だと相対的にはいろんなことを知りたい気持ちが勝っている。すなわち「特定のなにか」というよりかは幅広くいろいろなことに手をつけて好奇心に従って生きたい、というのが方針だ。

それを生き方に転用すると、やはり日本で世間一般的な生活を営んでいくのは、あまりにも自分の好奇心に反しているのだろう。保守的な性格を持ち合わせているのでできれば普通にしていたい気持ちもあるけれど、どんどん世界を広げて好きなときに好きなところで頑張れる生き方のほうがかっこよくて憧れる。だからこそ、「どこでも働ける人になりたい」というビジョンに帰結する。まあ、それ以上の具体性はともなっていないけど。

もう25歳になってしまったのでうかうかはしていられないが、しばらくは会社という枠の中で楽しみ頑張りながら、もうちょっと力をつけていきたいと思う今日このごろ。

P.S.あんまりいい感じに締まらなかったので、今日食べたフォーの写真を添えておく。ハノイぶりのフォーティン、美味しかったなあ。

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