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『the dose dial』に見る、カンナビス処方のこれから

日本でマリファナを聞くと、ネガティブな印象を感じる人の方がそうでない人よりも多いことでしょう。実際、ぼく自身もそうでした。アメリカやカナダでは州によっては解禁の動きもあるのは知っているけどどこか遠い話。

しかし、最近では日本でも「カンナビス」という名称でリブランディングされ始めていることを知りました。その中でも『the dose dial』というプロダクトが出たみたいです。

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画像引用:https://dosist.com/dose-dial/

iMacのマウスのような白くてスタイリッシュな形をしたプラスティックの容器に入っているのがカンナビスだとは、一見したら思えません。それくらいイケてるデザインの『the dose dial』は、3.7ミリグラムのカンナビスが含有されたタブレットです。ペパーミントの香りがするようで、なんだかミンティアみたいです(笑)。

種類が2つあって、blisとCalm、つまり至福と平穏。それが実際のところどんな感覚なのかは体験したことがないのでわかりませんが、まさかボタンを押して出てくるタブレットを口に含むだけというがなんとも信じられない。

これだとハイになりたいみたいな書き振りですが、the dose dialの製作販売をしているスタートアップDosistのミッションは「健康と幸せを届けること」。つまり、医療大麻の文脈で、きちんと人々の体の不全の治療に寄与することを明確化しています。

カンナビスがもつ効能は科学的に証明されているようで、睡眠の支援、痛みの和らぎ、幸福感やエネルギーに寄与するそう。きちんと価値を発揮させるべく専門家とともにバランスの取れた調合を行いプロダクトに落としこんでいるのがDosistの特徴です。

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(カンナビスの効能 引用:https://dosist.com/the-science/

今回出たのはミンティアのようなスタイルですが、元々はペンの容器にカンナビスを吸い込むプロダクト『the dose pen』があるそうです。こちらはロサンゼルスの街中のショップに売っているというのが驚きでした。

今後は規制が緩和され、カンナビスに関わるプロダクトが増えていくのかなと想像しています。現に昨年は嗜好用大麻の販売もカナダやカリフォルニア州で開始していますし、医療用に関してはルクセンブルクやイギリス、さらに韓国でも合法化しているようです。ネガティブな側面だけではなく、医療文脈から始まるカンナビス業界、これからも要チェックですね。

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