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「豆腐バー」(スティック状の豆腐)開発者は、社内の「硬い豆腐なんて意味わかんない」を乗り越えてヒット実現。( ..)φメモメモ

「老舗豆腐メーカーに、転職してきた=外部から来た女性」という、気後れしそうな立場であっても、飽くなき挑戦。
そしてセブンイレブンだけが興味を示したというのも、インパクトがあります。

過去の会社でのヒット商品も逆風だった、という経験が折れない心を培ったのでしょうか。

豆腐バーを、買いに行ってみようと思います(^^)。

スーパーやコンビニエンスストアで人気の「豆腐バー」という商品をご存じだろうか。豆腐をスティック状にして、どこでも食べられるようにした商品だ。1年で約1000万本が売れる大ヒット商品になっている。この豆腐バーの生みの親が、現在アサヒコ(東京・新宿)の代表取締役を務める池田未央氏だ。これまで様々な企業でヒット商品を生み出してきた原動力について、池田氏に聞いた。

アサヒコ代表取締役 池田未央(いけだ・みお)氏
1972年、愛知県生まれ。97年、三星食品(現モンデリーズ・ジャパン)に入社。2008年にキャドバリー・ジャパンへ転籍、11年に日本クラフトフーズへ転籍し、流通菓子の分野でヒット商品を生み出す。培った企画力を武器に13年に 洋菓子「ザ・メープルマニア」などを手掛けるシュクレイに転職し、エキナカで人気スイーツをプロデュースした後、2年で退職。独立して商品開発などのコンサルティング業に携わる。16年にシュゼット・ホールディングス(兵庫県西宮市)に入社し、洋菓子店「アンリ・シャルパンティエ」の商品企画を担当する。18年にアサヒコ(東京・新宿)に入社、20年に「豆腐バー」を販売して業界に新風を吹き込み、23年5月に同社代表取締役に就任

豆腐バーの売れ行きが好調です。

池田未央代表取締役(以下、池田氏):豆腐バーは究極のタイパ飯としてビジネスパーソンに人気があります。2023年9月時点で累計販売数5100万本を突破し、まだまだ伸び続けています。豆腐バーは20年11月に発売し、半年で売上数が300万本を突破。1年で1000万本を超えるなど滑り出しも好調でした。生産ラインが不足したため新たに設備投資をし、月250万本ペースで出荷が可能となりました。当初は月50万本ペースの出荷にとどまっていました。その結果、今期のアサヒコの業績は、昨年より数億円も利益が改善しました。

 私は豆腐の知識がないからこそ先入観なく取り組み、豆腐以外のカテゴリーからもヒントを得て、豆腐バーの商品開発を試行錯誤できました。それを、玄人であるプロジェクトチームをはじめとした関係者の協力もあって、形にすることができました。素人と玄人の融合で成り立ったと思っています。現在の「豆腐バー」は冷蔵保存が必要ですが、(常温でも保存できる)温度帯を拡張した商品開発を進めています。拡張できたら、スポーツの場や災害食としても役立つ可能性があります。

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