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【ゆるふわビジネスJournal】5月26日(木):Apple CEOティム・クックがスティーブ・ジョブズほど評価されない5つの理由

【ビジネスIT】クックとジョブズで決定的に異なっているポイントは「リーダーシップのスタイル」

アメリカの巨大IT企業の頭文字を取った「GAFA」という言葉が日本でもすっかり定着し、アメリカIT産業の成功例として語られています。

その中でも抜きん出た業績を叩き出し、会社の価値を示す時価総額が一時2兆ドル(260兆円)を超えていたIT企業がアップル社です。

20数年の投資歴で資産1億円を達成した投資家の桶井道(おけいどん)さんによると、仮に2016年5月にアップル株に100万円投資していたら、今ごろ847.5万円になっているとのこと。

これほどの成長を遂げることができたのはひとえに現CEOのティム・クックの経営手腕にほかなりません。その点で、十分に評価に値すべき人物なのです。

それでは、創業者のスティーブ・ジョブズほど社会的に評価されていない理由はなんでしょうか。

本日は、Apple社のCEO、ティム・クックと創業者スティーブジョブズとの違いについて考えてみましょう。

【参考】フィナンシャル・タイムズ翻訳記事「アップルを劇的に成長させたティム・クックは、なぜジョブズほど評価されないのか?」

クーリエ・ジャポン2022.1.22付け記事を参照

ジョブズとは異なるリーダーシップを持つティム・クック

ティム・クックは、アップルのCEOとして非常に成功しており、同社を成長させてきました。彼は製品ラインアップの拡大や新たな市場への進出など、多くの戦略的な決定を行ってきました。しかし、ティム・クックがスティーブ・ジョブズほど広く評価されない理由はいくつかあります。

  1. スティーブ・ジョブズのカリスマ性とビジョン
    スティーブ・ジョブズは、彼のカリスマ性と革新的なビジョンによって、アップルを成功に導きました。

    彼の存在感やプレゼンテーションのスタイルは、多くの人々に強い印象を与えました。

    一方で、ティム・クックはより控えめで落ち着いたリーダーシップスタイルを持っており、カリスマ的な魅力は異なっています。

  2. 新たな製品の革新性の欠如
    スティーブ・ジョブズは、iPod、iPhone、iPadなど、画期的な製品を次々に生み出しました。

    これらの製品は市場を変革し、アップルの成功の礎となりました。一方、ティム・クックの在任中は、新しい製品の革新性に関しては批判の声もあります。

    彼は主に既存製品の改良や拡大に注力しており、革新的な製品の発表は少ないと指摘されています。

  3. 収益の重視と市場の拡大
    ティム・クックは、アップルの収益と市場の拡大に重点を置いてきました。彼は中国市場への進出やビジネスの多角化を推進し、アップルの収益を飛躍的に増やしました。

    一方で、この収益志向の姿勢が、製品の革新性やユーザー体験の重要性に対する焦点の欠如として解釈されることもあります。

  4. コミュニケーションとプレゼンスの違い
    スティーブ・ジョブズは、その魅力的なプレゼンテーションや強力なコミュニケーション能力で人々を引き付けました。

    彼のステージ上でのカリスマ性と情熱は、製品やビジョンを伝える上で非常に効果的でした。

    一方、ティム・クックは比較的控えめなスタイルで知られており、そのプレゼンスやコミュニケーション能力はジョブズほど際立っていません。

  5. 業績の可視性と競争の激化
    クックの在任期間中にアップルは驚異的な業績を上げましたが、その成果が十分に認識されていない可能性があります。

    また、スマートフォン市場やテクノロジー業界全体が競争の激化を経験しており、アップルが他の競合企業と比較されることも多くなっています。

    このような状況下では、成果を適切に評価されることが難しい場合があります。

まとめ:コロナ後の新時代に即したスタイルを模索するアップル

以上が、ティム・クックがジョブズほど評価されない理由の一部です。ただし、クックはアップルの業績を着実に伸ばし、新たな成長戦略や事業展開を推進してきました。

また、社会的な取り組みや環境への配慮など、CSR(企業の社会的責任)にも力を入れています。個々の評価は主観的であり、一部の人々からは高く評価されていることも事実です。

【B-Day Musicbook】オーボエ協奏曲ハ長調 K. 314 (モーツァルト)

5月25日は、女性漫画誌『Kiss』(講談社)2001年から2010年まで少女漫画雑誌「Kiss」に連載された「のだめカンタービレ」の作者、二ノ宮知子さんの誕生日です。

のだめカンタービレはこれまでテレビ・映画・小説・韓国ドラマなど、いろいろな形でメディア化されています。

最新の情報では、2023年8月には「のだめフェス」、10月に初のミュージカルが上演予定となっています。

今夜は、R☆Sオーケストラ第1回公演で、黒木がソリストとして演奏した曲、モーツァルトの「オーボエ協奏曲」をお聞きください。

まさにモーツァルトらしい優雅で美しい管弦楽の調べを楽しむことができますよ。





関西在住のWebライター/文筆家のタマゴです。私の書く文章があなたの人生を豊かにすることができていれば、ぜひサポートをお願いいたします。