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【発達障害のトリセツ】令和時代に発達障害者が「優位」になれる3つの理由

際立った個性や才能を持つ人たち、それが発達障害者

最近になって発達障害者であることをカミングアウトする人が増えてきました。

有名人のなかでも、イケメンモデルの栗原類や、「Lemon」の大ヒットでメジャーになった米津玄師など、際立った個性と才能を持っている人が多い印象ですね。

その一方で、学生時代に好きな科目以外の成績がまったく振るわなかったり、組織や集団になじめないことでいじめやバッシングを受けたりしたことがあるのが、発達障害者の特徴です。

今回は、健常者と比較すると不利に感じられる発達障害者が、実はとんでもなく「優位」に立てる理由を3つ、詳しく解説していきます。

理由その1:組織の論理に流されず、正しい道を進むことができる

政治家や官僚、経営トップの不祥事、いじめやパワハラ、セクハラの増加、児童虐待など、強いものがその地位を利用して弱者を搾取する事件が頻発しています。いってみれば、既得権益を持つ人たちが権力を持たない弱者を追い詰めているもので、参院埼玉選挙区における上田前知事と立花議員の選挙戦はその象徴と言えるでしょう。一方、最初から組織や集団の「空気」を読めない発達障害者は、そうした「組織の論理」から距離を置き、正しいと思ったことをひたすら信じて行動することができるのです。

理由その2:ニッチな分野に精通して「その道の専門家」になれる

発達障害者は特定の分野へのこだわりが強く、健常者が気にもかけないようなモノやコトに集中するので、かえって普通の健常者よりも詳しい「専門家」に慣れる可能性があります。かつてNTT東日本の社員だった書道家の武田双雲さんも発達障害のため苦労しましたが、今では自身の発達障害に対してはポジティブな見方をしています。

理由その3:突き抜けた個性で「個人の時代」の主役になれる

お隣の中国では、「Wang Hong(ワンホン)」と呼ばれるSNS上のネットアイドルが台頭し、その広告枠をめぐって中国企業が数億円規模のお金を拠出する一大トレンドになっています。スマホやSNSの普及にともなって、これまで企業や政治に対抗しにくかった「個人」が回りを巻き込んで強い影響力を持つようになっているのです。会社や組織になじめず孤立するしかなかった発達障害者も、自分の個性やこだわりをSNSで効果的に発信すれば、経済的・社会的に認められることができる時代がやってきたのです。

集団に染まらない発達障害者が実は最強

今回は、令和時代に発達障害者が圧倒的に優位に立てる理由について解説しました。

健常者が大半を占める私たちの社会で、発達障害者はこれまで「異端児」と見られてきました。しかし、これだけカミングアウトする人が増え、社会にも認知されるようになると、社会にとっても無視できない影響力となります。

これからの発達障害者はSNSを駆使して自分をアピールし、経済的にも恵まれ生き生きとした社会生活を送ることができるようになるでしょう。リモートワークなどのトレンドの後押しで、日本がより住みやすい社会になっていくといいですね。

★★★

発達障害者の借金玉さんが発達障害者のためのライフハックをまとめた本が発売後1か月半で3万部を超えるベストセラーに。忘れ物を防ぐ方法やうつがひどくなった時の対処法など、ご本人のつらい体験から身につけた仕事・生活の知恵が満載です。普段生きづらさを感じている大人の発達障害のみなさんには、本当に「救いの本」だと思うなぁ。



関西在住のWebライター/文筆家のタマゴです。私の書く文章があなたの人生を豊かにすることができていれば、ぜひサポートをお願いいたします。