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【Tech Update】Slack: Users Using Slack aren't Slackers

かつては社内連絡といえば「回覧板」で知らせるのが普通だった。あるいは長くて退屈な会議で現状を報告し合うとか(まだいまだにこれやっている会社があるらしいが)。伝言メモや付箋などもその方法の1つと言えるかもしれない。

インターネットとパソコンが普及してきて社内イントラが構築されるにつれ、そうした方法は「電子メール」や「メーリングリスト」に代わった。そして今ではその中に「ビジネスチャットアプリ」が仲間入りしつつある。

チャットアプリの中でスタートアップやIT企業が好んで利用しているのが「Slack」だ。日本の日間アクティブユーザー数(DAU)はすでに50万人を以上、世界では1,000万人を超えているというから、すでに一般企業でも広く利用されているといっていいだろう。

このようにビジネスマンに大人気のSlackだが、中には基本操作に飽き足らないユーザーもいらっしゃるようで...。

If Slack is so good, why are so many companies trying to fix it? With almost 600,000 organizations using Slack, you might think that everyone is happy with the service. But a number of anti-Slack and Slack-improving apps have sprung up that try to improve on the problems that they see with the platform. Here's a look at how some companies are trying to rethink — and improve — workplace communication.
[Rani Molla / Recode]
(約60万人のユーザーを抱えるまでに成長したSlackだが、それでも満足しない人はいるものだ。Slack嫌いのユーザーや、Slackを何とか自分の使いやすいように改良しようとするユーザーが後を絶たない。Slackに手を加えて職場のコミュニケーションを改善しようとする試みを行っている企業もある)

Slackによって生産性が劇的に向上したと絶賛する人々がいる一方で、Slackに飽き足らない、満足できない人たちは、様々な競合サービスをスタートさせている。例えば次のようなものだ。

1.Trello
2.Backlog
3.Twist
4.todoist business

Slackは6月20日にニューヨーク証券取引所に上場を果たした。シリコンバレー出身の典型的なIT企業と異なるDirect Listing(直接上場)という手法を用いたのである。

Spotifyも用いたこの上場によって、Slackはより知名度が高い企業として存在感を増していくことだろう。この新しい企業がビジネス界に及ぼす影響がどの程度なのか、見守っていく必要があるだろう。


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