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【晴れ、ときどきアスペルガー】7月6日:「組織人」の終わりと撤退戦略

もうおおかた20年間ほど「派遣社員」という就業形態で働いてきた。いろいろなしがらみから逃れることのできない「正社員」という地位を捨て、ただ目の前の仕事に没頭できるように仕事を選んでいった結果だ。まだ派遣が「女性の選ぶ職業スタイル」と見られていた頃の話だ。

しかし、小泉政権の時代に派遣の就業範囲が広がった結果、一気に派遣労働が一般的になった。そしてバブル崩壊後に企業の雇用の調整弁として、ひたすら人件費を抑えたい企業の道具として、損な役回りを引き受けることになった。

だが、そんな都合よく使い捨てられる派遣社員にサヨナラをするときが来ていると、ここに来てひしひしと感じている。

新しく勤め始めた法律事務所という職場も、非常に高度な事務処理を担当するプロフェッショナル集団」というイメージとは遠くかけ離れ、ただ人を安く便利に使い倒そうとする器の小さい経営者や社員がいただけだった。

いや、自分は派遣社員というある種無責任な立場でいられるだけまだ運が良い方だと考えるべきだろう。正社員ならそう簡単に今の職場から「逃亡」することはできない。上司がどんなに気に入らなくても、給料を人質に取られていてはイヤなこともイヤとは言えない。まるで封建時代の上下関係のように「殿様」と「家来」という古臭い図式で上司にお仕えしなくてはならない。

「組織人の時代の終わり」。それがついにやってきたことを実感した。もはやほぼすべてのことがスマホで実行することが可能となった今、組織に属さなくとも自分一人ぐらいなら養える社会にすでに変化している。

働き方改革、就活アウトロー採用、副業解禁。組織で回してきた日本社会の仕組みが崩壊していくさまが誰の目にも明らかになってきている。個人がどう自分の強みを生かしてサービスを提供してくかが、これからの時代の生き方にとって必要になっている。

会社の仕事にしがみつく生き方から自立した個人として生きていくべき時が到来している。僕も、いち早くその生き方を取り入れようと思う。

さようなら、派遣労働。無個性で、自己肯定感が低く、自分の時間を安売りする生き方。これまで慣れ親しんだ(?)ネガティブな生き方から、個性をアピールしつつ、優れたコストパフォーマンスと圧倒的なスピードを前提として高い品質のサービスをどれだけ継続して提供できるか。

これからの社会で生き残るために、プロフェッショナルな生き方に移行できるかどうかが問われていると思う。





関西在住のWebライター/文筆家のタマゴです。私の書く文章があなたの人生を豊かにすることができていれば、ぜひサポートをお願いいたします。