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高速バスは仕切板とネックピローでこんなに快適になる

WILLER EXPRESSの(ウィラーエクスプレス)の名古屋発、新宿行きの昼行便を利用してみました。ウィラーは2回めで前回も昼行便でした。1週間くらい前の購入で火曜日の11時15分発で3,600円だったと思います。

シートタイプはリラックスで4列シート、ウィラーの中では2番目に安いタイプになります。と言っても前後は10列でトイレもないので前後は結構広いです。

高速バスは、他の乗り物以上も車両の選択肢がありません。現在ではJRバスなど一部を除いて、車両は日野いすずの「セレガ」一択です。なのでどのバス会社もエンジンや燃費、乗り心地に大きな差はありません。この点は飛行機とは大きく異なります。

ということは、シート構成が唯一の差別化要因となります。そして車体価格に大きな差がないということは、シートやWiFi、電源やトイレなどの設備でコストが変わり、それは運賃にそのまま反映されるんだと思います。

さて、ウィラーのリラックスの特徴は顔を覆うカノピーです。ベビーカーに乗ってるような感じです。(覚えてないけど)
これは昼行と夜行で、季節などによって意味合いも変わってくる気がします。周囲から遮断される、顔が見られないというのは、同時に閉塞感が伴います。特に夏場は自分の呼気でそれなりに暑く、息苦しくなります。感じ方は個人によって違うと思いますのでなんとも言えませんけど、私はカノピーは使いません。

カノピーは閉じるとちょっと息苦しいかなと私は感じます

カノピーよりもいいと思うのは、隣席との間の仕切板です。これは結構な強度があるので、もたれかかって寝ることができます。これがものすごく快適なのです。

窓側席だと窓ガラスまではちょっと距離があるので、自分が左右どちらにもたれかかりたいかで座席指定の参考にするのがいいと思います。他社のバスは仕切板がない、またはカーテンなのでもたれかかれないのです。

なおウィラーエクスプレスは事前にオンラインで座敷指定も変更もできます。私は今回乗車直前に隣席が空いている席に変更しました。

この仕切板は特にネックピローとの組み合わせで効果を発揮します。飛行機のエコノミークラスには仕切板がありませんので、このケースほどの効果を発揮できません。飛行機にもぜひつけてもらいたいと思いますが、航空保安基準を通せないんでしょうか。

窓側の1A席で仕切板とベックピローを使用しているところを自撮り


ところで高速バスは席が狭いとよく誤解されていますが、そうではないというか、全く逆です。

高速バス4列シート(今回の車両)
 シートピッチ 91cm シート幅44cm
JAL ANAの国内線普通席(機体によって若干の差はある)
 シートピッチ 79cm シート幅44cm
座席幅は同じで前後の間隔は「12センチも高速バスの方が広い」んです。

たしかに高速バスは時間はかかりますが、私は移動に伴う疲労というのは、移動速度と時間の積だと思っているので、東京−大阪で見ると
・飛行機で時速900キロで45分飛行
・のぞみで時速285キロで2.5時間乗車
・高速バスで時速90キロで7.5時間乗車(3,000円台からある)
の比較では、私はどれも疲れはあまり変わらないですね。飛行機は空港までのアクセスと空港についてから搭乗までのプロセスがどうしてもめんどくさいです。新幹線は中途半端な時間と高い運賃、激しい振動、とっくの昔に食堂車はなくなり、車内販売は陳腐で中途半端、その点バスはとにかく安くて、時間がかかることが気にならないのであればイメージするより遥かに快適だと思いますよ。

私は基本的には飛行機大好きですが、軽く1000フライトは飛んでると思いますが、最近の目的地、時間に余裕があること、そして運賃の安さから高速バスが学生時代以来、このごろ非常にお気に入りです。

今回の車両

東名上り足柄SAに到着する様子を撮影してみました。

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