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アエロフロートロシア航空のビジネスクラスは本当に良かった

2017年9月のアエロフロートロシア航空のビジネスクラスの搭乗記録です。早くまたアエロフロートで欧州に飛びたいものです。

アエロフロート航空やロシアという国に対して悪く言う人は、私の周りでも中国、韓国に対してそう言う人と同じくらいいます。それに対してとやかく言うつもりはありませんが、ロシアはもちろんん、中国も韓国も、その国の人々は至って普通で、みんな優しいし、どこもご飯はすごく美味しい。私が言いたいのはたったそれだけです。


このときのルートは成田ーモスクワ、モスクワーパリでした。ビジネスクラスで往復18万円という格安フライトでした。

SU263便はお昼の12時ちょうどに成田からモスクワに向けて出発です。モスクワまでは案外遠くて10時間10分のフライトです。使用機材はA330-300です。まずはシートの様子から。

ネカフェの狭い個室みたいな、息苦しくて閉鎖的空間ではないので、とても広々していて私は好きです
流行りではないシェル型のシートはホント広い

ビジネスクラスは2-2-2です。私は4Aあたりだったと思います。

ロシア人のお姉さん
この日のフライトはガラ空きで快適そのもの
これい以上広くても無意味なくらい広い

続いてアメニティーなどを紹介します。

日本語の機内誌がありました
アメニティーキットはフェラガモ でも安っぽい

お待ちかねのミールサービスの開始です。その前にウエルカムドリンクがあったはずです。

ワインリスト
食事のメニューです
まだウォッカではないですよ、お水です
ハードリカー
ハードリカー

この場所に色々と置けるのが個室じゃないビジネスの良いところです。

 ホットセイボリー:蛸香り揚げ、鶏松風、千草玉子の串打ち

日本発便だからなのか、完全なる和食メニューもありましたが、和洋組み合わせてチョイスもできます。まずは寿司からです。

前菜:海老寿司、胡瓜飛び子巻、鶏角煮、紫蘇杏子、焼板蒲鉾、春日子鯛握り、酢取り蓮根、烏賊雲丹和え、錦玉子、エシャレットの諸味噌添え

寿司と言っても生ネタはありませんが十分美味しかったです。

噂には聞いていましたがサラダが本当に大盛りです。エコノミーの4倍位の量です。生野菜好きでないと食べきれないくらいあります。私は生野菜がないと死んでしまうので無問題です。

サラダ:彩り野菜のサラダ フレンチドレッシングまたはシーザードレッシング

この緑茶ベースのスープが良かったです。センスがとってもいい。

スープ:緑茶のスープ サワークリーム

バゲットとなっていますがライ麦成分が多くてかなり酸味が強いです。こういうの日本ではなかなか好まれないです。私はライ麦パン、すごく好きです。あらゆる点で一般的日本人ではないですね。

ブレッド:ヘーゼルナッツとグラナ・パターノ・チースのバゲットを添えて

メインは洋食っぽく。この鶏むね肉もさすがにパリパリではないけど、香ばしくてよかったです。サイズ感がわかりにくいと思いますが、普通だとパスタも付いているので、この一皿だけでお腹いっぱいという分量です。

メインディッシュ:鶏肉のソテー 編み笠茸のクリームソース パスタ、モロッコ豆、人参を添えて

デザートはアイスクリーム。普通に美味しい。

デザート:マンゴーパッションフルーツのアイスクリーム チョコレートソースとワッフルを添えて

どの辺りなのかわかりませんが、見慣れない地上の風景をぼーっと眺めていました。

どこを飛んでいるのでしょうか
たぶんシベリア上空だと思います

ずっと昼間のエリアを10時間飛行するルートですが、ミールサービスが終了後しばらくして機内の照明が落とされました。すぐにCAさんがベッドメイクをしていいかと聞いてきたのでお願いしました。その間にトイレに行きます。

ベッドメイクの準備に入ります

戻ってくるとこのとおり。空いている隣席に掛ふとんが置かれていました。

CAさんが丁寧にベッドメイクしてくれます A333はフルフラットではなく160度くらいです

そんなに飲んでいないのにうとうとと眠くなってきたので横になります。

3時間位で目が覚めました

到着の2時間前くらい、日本時間で20時頃でしょうか、軽い食事がでました。

軽食:スモークサーモン、綱と海老のオープンサンド、フルーツ盛り合わせ

このドリアは濃厚な味でした。

牛肉のドリア

アイスクリームがすごく濃厚で美味しい。日本搭載なのに日本産ではないのかな?

バニラとチョコレートのムース
このチョコレート美味しい

モスクワで3時間半ほどの乗り継ぎ時間がありました。この時は入国していないので、ずっとアエロフロートのラウンジで過ごしました。写真ないです。

パリ行きのSU2640便は19時35分にモスクワを飛び立ってパリに向かいます。パリまでは3時間55分です。

モスクワの街の灯りです。19時半くらいなのでまだ少し明るいです

使用機材はA321で、欧州圏内はビジネスクラスとは言ってもさほど広いわけではありません。とはいえEU圏内のほとんどの航空会社のビジネスクラスが3-3のシートの3のうちの真ん中を、座席はそのままでブロックするだけに比べたら、アエロフロートは2-2なのでとても幅が広くて快適です。

サーモンなどのマリネでした
牛肉とズッキーニ
再びこの美味しいチョコレート

アエロフロートの良かったところは、シートの開放感と快適さです。そして食事の量と味。そしてとにかくCAさんが親切でした。もちろん日本的な粘着質で媚びるようなサービスではありませんが、「おもてなし」なるものは全然日本の専売特許ではないことがよくわかります。

往復で格安18万だとしても、他のエアラインのビジネスクラスと比較して何の遜色もない、いやいやそれ以上のサービスでした。

最後に私が経験したビジネスクラスのサービスをトータルでランク付けするとこうなります。搭乗時期がバラバラなのと、特にコロナ以降の現在がどうなっているかはもちろんわかりません。

1 アエロフロート
  トータルではナンバーワンです
2 カタール
  シートとラウンジが超秀逸。エスニックな機内食もオススメ
3 エミレーツ
  期待し過ぎすぎたけどまあ素晴らしい
4 デルタ
  最近のレベルアップが著しい
5 JAL
  いかにもジャパンです。とにかく食事が平凡すぎる
6 香港航空
  格安でもハイレベル。特に香港のラウンジが最高
7 中華航空
  CAがツンデレですけど食事が美味しいです
8 ANA
  なんか好きではないです。どこかPeachに似ている気がします
9 アメリカン
   まあまさにアメリカですよ。ただしいつも思いますがLAベースの
   クルーはひと味違います
10 ユナイテッド
  まあいかにもアメリカっぽいですけど、日本に乗り入れている
  アメリカの航空会社の中では最低かな(除くハワイアン)
11 マレーシア
  オークションでアップグレードしました。意外にもすべてが低レベルで
  ちょっとびっくり

11キャリア中ではありますが、アエロフロートを1位とさせていただきます。先ほども書きましたが、またアエロフロートで飛べる日が来ることを願っています。



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