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魔除けのスイジ貝

この形が独特で色も素敵な貝はスイジ貝と言います。それまでスイジ貝はきっとどこかで見たことはあったと思いますが、あまり気に留めたことはなかった気がします。

ところが、来間島や伊良部島、大神島、そして沖縄本島の隣の久高島などの離島の先の離島の集落では、玄関先にシーサーと並んで、あるいはシーサーの代わりに魔除けとして吊り下げられているのをよく見かけます。6本の突起を持ち、「水」という字に似ていることからスイジ貝と名付けられたのだそうです。

なぜ魔除けなのかと言うと、水の形をしているので火災除けということで、そこから広く魔除けとして使われるみたいです。

バランスが取れた 形と色と柄

これは来間島にあるHAKONIWA KURIMAというギフト&インテリアショップで購入しました。来間島は宮古島と橋で繋がっています。このお店は既存の建物をオーナーが自ら手を入れていて、オリジナルの商品を販売しています。このお店がかなり好きです。お店自体も、売られている品物も、かなりセンスが良くて宮古島に行くと毎回訪れるようになりました。こうしたお店にありがちな、ロハス感や高尚な匂いはしないナチュラルな感じが良いです。オンラインショップもありますが、直接お店に行くことを強くおすすめします。

スイジ貝は大きなものは長さが20センチを超えるものもあるようですが、これは15センチほど。お店には何個か売られていましたが、内側外側ともに、色と柄がこれがいちばん綺麗だと感じたものを選びました。上の写真のようにかなりはっきり柄もわかります。ここまでのものは珍しいように思います。

シーサーは自宅に置くとちょっとインパクトがありすぎますが、これならうまく部屋に溶け込んでくれると思います。家では玄関ではなくベランダ側の的べに吊るしています。

ここまで行かれる方には追加情報を。このお店のすぐ近くにある「沖縄そば まるかみ」さんは、沖縄そばとなっていますが自家製麺の宮古そばです。そして宮古島近隣の宮古そば店の中では1、2を争う美味しさですからこちらもぜひ。ほかでおすすめの宮古そばは、狩俣の「にいまそば」さんと荷川取漁港の「みなと食堂」さんです。みなと食堂は天ぷらも絶品です。


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