パタゴニアのトートバッグを、10年ほど前に家人にプレゼントしてもらいました。仕事や出張で外出するときは持ち歩いていました。そのバッグの写真がこれです。バッグ単品は見つからず、東京九州フェリーに乗船した時の写真です。

数年前から一部のファスナー部分が破れたりなどしていて、プレゼントしてくれた家人本人から「みっともないから直すか買い替えたら」とまで言われる始末です。正直みっともなくはないと思いますけど、なかなかの言われようです。

そこで近くのパタゴニア日本本部に直接持ち込んで修理を依頼しました。「修理費6,000円」ということなのでお願いをしたのですが、翌日連絡があり「修理はできない」とのこと。「布地が薄くなっていて、ファスナー交換と破れた部分の当て布では品質保証ができない」のだそうです。それでもいいからやってくださいとお願いをしたら、「申し訳ありませんが修理品質としての保証ができかねるためにそれはできません。パタゴニアには製品保証制度があるので、最終販売金額の半額（6 ,050円）を返金します」とのこと。10年使っていますから返金は必要無いとも思いましたが、とにかく修理はできないとのことなので、返金を依頼しました。翌々日には現金書留で返金されました。返金方法はこれ以外の方法は無いのだそうです。

パタゴニアの修理サービスについてはこちらに詳しく記載されています。
製品保証についてはこちらに記載されています。

さて、せっかくですからではまたパタゴニアの製品を買おうと思ったんですが、お店の人も言っていた通り、現行商品には内部が細かく別れているトートバッグはないんですよ。自分の利用の仕方に見合ったものがない。

で、ネットを探してみたわけですが、他社も含めてピンとくるものには出会えず、どこかに同じものの流通在庫はないかと探したら、怪しいECサイト以外にはグローバルでも見つけられない。（製品名も製品番号もわかるから）

あー、ここで詰んだと思ったら、メルカリで9,500円で出品している人がいたのです。6,050円返金されたので「3,450円で買えるじゃん」と都合のいい解釈をして購入し、先程到着しました。色違いの全く同じ正規品です。「数回使用」となっていましたがそうだと思います。

さて、パタゴニアは得をしたのか？というと、少なくとも間違いなく好印象を再び残してくれました。以前に5年くらい着たアウタージャケットのメンテをお願いして、このときは同じ商品がまだあったので新品交換になりました。5万円以上の商品です。

そして今回、さらにこの話を知った家人は「お返ししなきゃ」とか言って、自分のものをパタゴニアから1万以上なんか買ってました。（なんでだよ）

パタゴニアの企業理念には正直完全合意はできませんけど、品質は確実に良くて、値段は高いけど長期的総合的に見れば良い選択だと思っています。

前のオレンジのバッグは世界中日本中あちこち連れ回しました。今度のグリーンはそこまでにはななないと思いますけど、また10年以上使えるはずですので、大切に使っていきたいと思います。