4月が終わりました。

終わったんだとよぉ。
もう全部終わったんだとよぉ。
平成が終わっちまったんだとよぉ。
……何ひとつ終わっちゃいねえよ!
あの日々は帰ってこねえんだよ!返してくれよ!
うわあああ!

……となんの脈絡もなく宮部みゆき「模倣犯」の名シーンを再現しながら
にゃんしーです。こんばんみ(挨拶が昭和っぽい)
それにしても宮部みゆき「模倣犯」は最高ですね。
オーウェル「一九八四年」のあとに「模倣犯」読んで比較したら
オーウェルの圧倒的な文体力にびっくりしましたが、
同じぐらい宮部みゆきの圧倒的なエンタメ性にびっくりしました。
どっちも名作だと思いますが、好対照をなしていますね。

というわけで4月が終わりました。
いつぞや都都逸で
「1月は行く、2月は逃げる、3月は去る、4月死ぬ」
というのを書いたことがあるんですが、
まあまあ、なんもない月でした。
なんもないのはいいしるし!

4月の戦果はこんな感じ。
小説…2作品、9万字ぐらい書きました。
読書…3冊、900ページぐらい読みました。

小説は初稿がいちおう上がりました。
群像新人文学賞/文學界新人賞に出す予定のものです。
文學界新人賞のほうがちょうど4月末日に書き上がって、
平成をテーマとしたものなので、ちょっと縁を感じますな。
でもたぶん、この時分の新人賞とか、
平成をテーマにした作品だらけでしょうね。
まあでも面白かったら生きるだろうし、つまんなかったら死ぬだろうし、
その点では何をテーマにしようと変わらないことです。
締切までだいぶ時間があるので、推敲、がんばります。

読書はこのへんの本を読みました。

・出会いなおし(森絵都)
・ズッコケ文化祭事件(那須正幹)
・一九八四年(ジョージ・オーウェル)

オーウェルのパワーがすごすぎて
あんまり読書が進まなかった……。
カズオ・イシグロを読んだときも思いましたが、
海外文学の翻訳版は読むのに力を使いますね。
でも他の本含めて、豊かな読書ができた月でした。

3冊だけなので、4半期恒例、
2019年のQ2(4~6月)に読んだ本で打線~
は、来月に回します。

来月もよい月になりますように。

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