制約、とっかかり、スタイル

JJF2017で、おそらく一番の収穫は海外ゲストであるギヨームの演技を観れたことだ。
参考動画→ https://youtu.be/vZYkTFVpWyg

派手なハイトスはあえてやらず、個性的な技で会場を沸かせた。同時にWSやJJF後にいろんな言葉を残した。今回はそれらから私なりに解釈した事を書いていく。

一つ見えたのが、個性的なジャグリングをするにあたっての開発論である。流れとしては、

制約を課す

とっかかりを見つける

スタイル化する

である。一個一個見てみる。

制約を課す

最初の作業が「制約を課す」こと。面白い面白くないはあまり関係ない。難しくなくてもいいので、例えば「右手に道具を持ったまま」「軸の方向を変える」「逆さまにする」などブレーンストーミング的に考えてみる。

とっかかりを見つける

制約を課した動きの中で「おっ」と感じるものを見つける(何に「良さ」を感じるかは、自分のノートに書かれているはず)。面白いと感じた中身は制約そのものかもしれないし、別の何かかもしれないが、その中身が「とっかかり」である。

スタイル化する

見つけた「とっかかり」を一つの技で独占してはいけない。完ぺきに吸い尽くすつもりで他の動きを考える。「そのコンセプトを信じる」。とっかかりの何が「良い」のかを考える。そうこうしているうちに一つの「スタイル」になる。

ちなみにこの「とっかかり」は一人一つである必要は無い。三つの工程を1日にループさせるのも面白いかもしれない。

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