「アイデア 考具基礎編」

加藤昌治氏の「アイデア 考具基礎編」を読んだ。今後社会人になっても使える要素がたくさんあったが、特にジャグリングへの応用についてまとめる。

アイデアは「わがまま→思いやり」

例えば技であったりルーティンであったり、企画を考える際は、最初はとことんわがままでいい。「自分はこの技が好き」「これやったら私は面白い」を考える。それからそのアイデアを他人が見たときにどうすれば面白くなるか、思いやりを込めて考える。演技時間、体力、技のメリハリ等。最初に「思いやり」から考えてしまうと、「こうしないとウケないかな…」「この技は伝わらないかな」と、特に個性のない演技になってしまう。

既存の要素、沢山のアイデア、いくつかの企画

「アイデアは既存の要素の新しい組み合わせにしか過ぎない」。既存の要素から沢山のアイデアが浮かび、その中からいくつかの企画が生まれる。アイデアはわがまま、企画は思いやり。企画、アイデアが既存の要素の数を上回ることはあり得ないため、どれだけ既存の要素を増やせるかが重要。そのためのスキルとして「たぐる」を提案している。新しい動画を見て知らなかった要素知る「ぶつかる」。動画を見返して前に考えていたことを「思い出す」。新しい系統や道具の基礎技を覚え、全体像を「押さえる」。自分の専門分野を深く「掘る」。特に「掘る」については、自分のメイン道具、系統については「そんなことできない」と距離感を失いがち。常に第三者的な立場をキープし「こんなこともできるのでは?」と考える。

アイデアはちょっとの違いが大違い!

細かいアイデアの違いを纏めてしまわないように注意する。「ボディスロー」とまとめずに、足下(内/外)、腕下、バック、ショルダー、…と分けて考える。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?