強制発想法を用いた新しい技の考え方

本稿は「強制発想法」を用いた新しい技の発想法の一つである。

1.自分の道具の要素洗い出し

既存の技、他人の技からその道具の使い方、要素を洗い出す。ボールで言えば投げる、ストール、ロール、などなど…。この要素は多ければ多いほど良いし、自分だけが持ってる要素の方が新規性が生まれやすい。水平思考して、ボディスローをバッククロス、ネック、ショルダーなどと分けても良い。というか出来るだけ細かく分けた方が良い。

2.要素の数×要素の数の表を作る

「アイディアは既存の要素の組み合わせ」ということで、無理やり要素を組み合わせる(強制発想法)。自分が洗い出した要素が10個なら、10×10の表を作る。単純に言えば、これで要素2個を組み合わせた技が100個できるわけだ(同じ要素同士の組み合わせは一番シンプルな技)。とはいえそこには既存の技もあるだろうからそれは仕方がない。ポイントは自分が気づかなかった組み合わせに気づけるかどうか。実現できるかどうかは置いておいて、ひとまず出来ないか考えよう。

3.要素を増やす

さて、ここからが強制発想法のすごいところで、自分の手持ちの要素が1個増えるだけで技が手持ちの要素数だけふえる。10個手持ちの要素があれば、一番シンプルな技も含めて11個技が増える。実際できるかは置いておいて。だからこそ、自分ができる要素とできない要素を知ること、自分しか気づいてない要素を持つこと、新しい要素の獲得が大切である。要素は些細なことでいい。お皿なら「重なる」とかでも良い。「これも一つの要素じゃーーん!」と気付ければ、その瞬間に技が爆発的に増える。今一度、自分の技を解析してみてもいいのではないだろうか?

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