予備道具の話

「大会で予備のディアボロ沢山置くのどうなん?」てところから議論になった話。私の意見。今回はちょろっと。

大会の目的で考える

私は、道具別大会は条件を厳しく同じにした上で、誰がルール上一番かを競うスポーツだと考えています。細かく加点減点が決められたルール上で、高得点を取った選手が勝ちです。言ってしまえば観る人は関係ありません。どれだけ時間をかけて準備して、一個も道具を使わなくとも、減点にならなければ問題なし。これはこれでストイックでいいと思います。

ただ、異種道具混合大会。私はこれについては「パフォーマンスの」大会だと考えています。審査基準も曖昧で、大会の目的としては「面白いことをしたパフォーマー」が勝ち(私はそこがいいところだと思っています)。審査員はもちろん、お客さん抜きでは成り立ちません。

お客さんが気持ちよく観れるか?

お客さんの立場から考えると、「絡まった紐を解く時間」は無駄な時間です。観るに値しない。面白くない。そうならないために予備のディアや紐を用意しておくのは個人的にはアリかと思います。

しかし、「大量のディアボロとスティックを置くだけの時間」これも無駄な時間です。観るに値しない。正直、普通に行われる準備時間は面白くはありません。無駄な時間を削るために無駄な時間を過ごす。これでは本末転倒です。じゃあどうしてほしいのか。

そこをなんとか工夫して欲しいなと私は思います。

パパッと準備が終わる工夫、準備時間も面白くする工夫、絡まる、道具が吹っ飛ぶ確率を限りなくゼロにする工夫、そうなったらなったでなんとかする工夫。とにかく、お客さんが気持ちよく演技を観られるように工夫する。パフォーマーとして、腕の見せ所ですね。「あなたの演技を見てる時間は最高だった」と言ってもらう。

私もそう言ってもらえるよう、とにかく工夫を凝らしていけたらなと思います。

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