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日記を書いてみました

確かにあったはずの自転車に乗れない感覚を忘れて、思い出が寂しがってるんですけど、それよりも忘れちゃったおれの方がさみしい気持ちになってます。よろしくお願いします。

近所にあるオレンジ色のレンガと三角屋根の喫茶店が好きです。僕が幼い頃からずっとあって、きっとこれからもあり続けるんだろうな、と思っていました。だから、店内には入った事ないんですけど、いつか行けばいいや、みたいな感じで先延ばしにしていたんです。

閉店するらしいです。三月いっぱいで。
マジか〜〜〜〜
もっと早く行っておけばよかった〜〜
しかも人気店だから全国各地から人が押し寄せてて、二、三時間待たないと入れないらしいです。
マジか〜〜〜〜〜〜〜〜
じゃあ、やめとこうかな〜〜行くの

好きなんです。好きなんですよ、あの喫茶店。
でも二、三時間も待ちたくないんです。
だってそんなに待ったら、ハードルが上がってしまうじゃないですか。入ったらそうでもなかった、なんて思ってしまうのだけは避けたいです。それは、あの日の自転車に乗れない感覚を忘れるようなものです。おれはまた大人になってしまうのです。幼いこころを忘れてしまうのです。いや、既に忘れていて、それを信じたくないおれの哀れな悪あがきでしかないかもしれないんですけど…
子供の頃の憧れは憧れのままで、そっとしておかなければいけない。

というわけであそこには、行きません。ただ、文字にして残しておきます。行かない理由を。
未来のおれが後悔しないように、もっともらしい御託を並べて。


(ほんとうは、めんどくさいだけですね〜😁)

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