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JAZZとアメリケーヌが上手いのは即興力

 先日、あるJAZZダイニングバーに行った。師匠のマーケティングセミナーを行う会場探しのためだ。師匠の自主セミナーは会議室などでは行わない。映画館で行ったこともあるし、夜の水族館や鈴鹿サーキットもある。「場」や「空間」も大切にしている。頭が柔らかく、リラックスする、脳を活性化させる場や空間。塾の合宿は温泉旅館である。

 名古屋でセミナーを行うので事務局から「いいJAZZバーを知らない?」とメッセージが来たので一緒に探すことに。ん?一緒というか地元の僕が探したほうがいいのでネット検索して何件か当たった。そしてタイミングよく同じ塾生でコンサルをしている「まちゃ」が名古屋に来るので会わない?と連絡がきたので彼を誘ってお店の下見に行った。

伝わらないのは存在しないのと同じ

 ネットでは店内の写真や食事の写真やレビューもあり、情報はそれなりに手に入る。でも、そういう情報はほんの一部に過ぎない。やっぱり「現場」なのである。その日はJAZZライブのない日で食事とバーとしての営業だった。まちゃと店内に入ると入り口はちょっと狭いが中は以外に広かった。これならセミナーができる。ピアノが置いてある場所にスクリーンを置いて、セミナーを聞く人はこっちに座って・・・と見渡す。やっぱりネットでの写真ではわからない。

お腹が空いたのでドリンクとモッツァロマーナ(パンにモッツァレラとアンチョビを載せてオーブンで焼いたもの)や生地がもっちりしたピザ、渡り蟹のアメリケーヌパスタなど食事が上手い。JAZZライブがメインのような感じなので食事はあまり期待していなかったが、いやいや食事メインでもいいじゃんと思うぐらいだった。

(写真はこの店の名物モッツァロマーナ)

という事で、セミナーを行う空間も問題なく、食事も美味いのでタイミングを見計らって交渉に入った。昼間はランチタイム営業もあるので翌日確認してもらいそれがOKならとなった。(後日OKに)
食事が美味しいと伝えると「こういうお店って食事はあまり期待しない方が多いけどウチはいいシェフがいるので・・・」とか「お店の中もバーカウンターだけのような感じで狭く思われたり・・・」とかの雑談に。そしたらまちゃが「料理が美味しいとか中は意外と広いとかを表に書いておけばいいんですよ。」とアドバイス。

僕らの師匠がよく言う言葉がある
伝わらないのは存在しないのと同じである

伝えるというのはインターネット以外に看板やPOP、チラシなどいろんな方法がある。


JAZZの即興演奏とアメリケーヌパスタは同じチカラ?

 先に言っておくけど、僕はJAZZは全く詳しくない。マイルス・デイヴィスは知っている程度。CMなどで流れる曲を「ああ、聞いたことがある」というくらいです。JAZZの魅力のひとつに即興演奏という話をよく聞く。型にはまらずアドリブで演奏する。
 そして、ここで食べてめちゃ美味かったアメリケーヌパスタ。アメリケーヌソースとは何かと言うとカニやエビなど甲殻類の殻と野菜を炒めてから煮出してダシをとり、そのカニやエビのみそにトマトを加えたオレンジ色のソースのことである。そして、このソースが生まれた話が面白い。

1850年代、パリの「ピーターズ(Peter's)」と言うレストランを営む料理人ピエール・フレス(Pierre Fraisse)は、かつてはアメリカ合衆国のシカゴのレストランで働いていたことがあった。ある夜遅く、アメリカ時代の友人達がフレスを訪れ、食事を頼んだ。フレスは、あり合わせの材料を使ってオマール海老の料理を作った。この時に作ったフレスの料理は好評で、料理の名を問われて、フレスがとっさに答えた名前が「オマール海老のアメリカ風(Homard a l'américaine)」。この料理のソースが、「アメリケーヌ・ソース」と呼ばれるようになった。 ※ウィキペディアより


(写真は渡り蟹のアメリケーヌ・パスタ)

アメリケーヌソースは「即興」で産まれたソースなのだ。

考えてみれば、料理は即興の連続である。特に主婦は毎日冷蔵庫にあるもので料理をアレンジしている。僕の妻も即興メニューなんてめちゃ多い。

あの人は即興の話が上手い
あの人は即興のダンスが上手い
とか即興が上手い人がいます。

ある人がJAZZの即興演奏ができる人の共通点は
アウトプットの習慣があるか ないか
アウトプットの量が多い
と言っていました。

即興できないのはアウトプットの量の違い

インプットする人は多いです。本で勉強した。セミナーやスクールでいい話を聞いた。多くの人はそこで終わる。

料理の本だけ見ていいて知識があったとしたら即興の料理はできるのでしょうか?ハウツー本を読んだらJAZZの即興演奏はできるのでしょうか?
毎日のように料理をしているから
毎日のようにJAZZの演奏をしているから
即興ができる。
覚えたことの量稽古なのである。

しかし、文章力についてはインプットだけでも身につくかもしれない事例があった。えとみほさんのこのブログ記事に書かれてある。

まあ、インプットの量が半端ないけど・・・
これぐらいでやらないと行けないと思う。

ブログはインプットしたことをアウトプットできるいい練習場だ。
僕はこれまでブログをそうやって活用してきた。インプットしたことを自分でまとめるいい機会なのだ。インプットだけで終わっている方は是非書いてみては?


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