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アイデアは惜しみなく出すと新しいアイデアが入ってくる

師匠からの衝撃のコトバ

僕のマーケティングの師匠が居るのですが、セミナーに参加して、「今日、最新の話をします。」と凄くいい話を聞いた直後にメルマガやブログでその話を書いているのです。僕としてはちょっと驚きでした。仕事はセミナーだけではないとは言え、講演内容は商売道具というか商品である。その情報をすぐ公開するのだ。でも、そもそも師匠のセミナーは、スライドの写真撮影OKだし、SNSで投稿してもOKなのでそういう方なのです。
僕はあるセミナー後の懇親会で、師匠に「なぜ、そんなにすぐ出しちゃうのですか」と聞いたのです。そしたら師匠は僕にこう言った。

「イッシー、出したら入ってくるんだよ」

どんどんネタを出せば、新しいネタが入ってくる。だから問題ないんだよ。
この話は僕にとってなかり衝撃であり、自分の思考を変えた。


バイヤーの商談が激変した


当時食品通販のバイヤーだった僕は、食品メーカーさんや卸問屋の方と商談を日々してる。商談相手はメーカーの社長や営業マンだ。商品提案を受ける側ですが、正直先方の話を聞いているだけではその商品の魅力が理解できないことがある。そして、先方が売りたい商品ではなく、その会社で埋もれている商品が魅力あるモノだったりする。だから僕は先方の会社に訪問し、倉庫を見させてもらうことが多い。意外といい商品が眠っている。

今欲しい商品やどういう商品が売れているのか?世間的にはどういう事が関心しているのか?直近こんな売り方をしたら実績が良くなったとかという事をどんどん話すようにした。
そんな情報を出したら、情報だけ持っていかれてお終い。と不安がる人もいるが、そんな人は所詮それまででもうお付き合う必要はない。
多くの人は、「ちょっと探してみます」とか「だったら、こんなのどうですか」となり、いろいろ入ってくる。商品提案されても、「この商品は一人分向けにした方が、シニア層に受けますよ」とか「具材を変えて、季節限定にして付加価値をつけましょう」とかのアイデアを言う。それが、できるかできないかはわからないが、アイデアを出すと全てではないが、何かしら返ってくる。そして、新たな商品に生まれ変わることもあるのだ。

ブレスト的雑談が最高なのである

食品の取引先は全国各地にある。北海道から沖縄。種子島などの離島も行く。当然出張の際は泊まりも多く、特に食品メーカーの会社は郊外に多い。だから最寄り駅に迎えに来てくれ15-20分くらい車で移動する。その移動中の時間は雑談をするのだが、中小企業の社長さんなら「どうしてこの会社をやろうと思ったのか」とか「商品開発したきっかけ」などを聞いたりする。営業担当なら「商品開発はどうやって行われるのか、誰がアイデアをだすのか」とかの雑談だが、なかなか商談時間では得られない情報が手に入る。根掘り葉掘り聞いて情報を得る。夜の会食でもそうだが、商談席でのかしこまった「場」ではなく、仕事モードがちょっと薄れるときが狙い目。社長や営業マンの人柄やなんとなく会社の雰囲気も感じかられるのだ。そういう「場」でも商品について話すを結構いいアイデアのブレストになる。頭が柔らかくなっているので特に盛り上がる。ブレストは「場」も大切。リラックスできる方がいい。だから会議室ではなかなかいいアイデアは生まれにくい。


出し惜しみぜずドバっと全て出す

EC担当になっても同じ。ちょっとした女性社員の話から売れる売り方の相手が広がった。そして、そのネタを広告代理店や制作会社など複数の商談先でも言った。そのネタをパクって他社に活用されるかもしれない、でもそのネタによって更に新しいネタにバージョンアップもした。
これぞ、「出したら入ってくる」ことである。

あとは即、同行する

アイデアだけでは何も価値にならないので、同行して実行しないといけない。それで実績がでて初めてそのアイデアが価値になる。
ドバっと出して、いろいろ入ってきて、編集して即、実行。
まあ、そんな風にトントン拍子に行くことは稀かもしれないが、行動しないと何も起こらない。









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