察するということ 2021/02/18

・仰々しいタイトルですが大したことないです。

・部活での出来事ですが、うちの部活では一組だけ部内恋愛をしているカップルがいます。

・付き合っているのは個人の自由なので何も言いませんが、プライベートで喧嘩をしたらしく険悪なムードで部活に来ることがあるんですね。

・またかよ、って思いながら個人的には楽しく活動がしたいのでそういうときには普段の三倍テンションを上げて部活を盛り上げるようにしています。

・ただ、そういう人ばかりではないんだなと痛感した、そういうお話です。

・部活内で試合をするときはじゃんけんでダブルスのペアを決めるのですが、絶賛喧嘩中のカップルがペアになってその対戦相手が僕と一個下の後輩になったんですね。

・試合前の雰囲気からこいつら喧嘩中だなと直感した僕は大げさに声を出したり適度にふざけたりしつつ試合を楽しもうと思って臨みました。

・ただ、僕と組んだ後輩はその雰囲気に気づいていないのか、試合に勝つために割と姑息な手段を使いつつ煽るような大声を出して空気がとんでもないことになっていきました。

・結局、その後輩の煽りペースのまま試合が終わり、喧嘩カップルペアに大差をつけて勝ち、すっごい変な空気になりました。

・別に後輩は試合に勝つために間違ったことをしたわけではないし、そもそも試合に痴話喧嘩というプライベートを持ち込まなければ変な空気にならずにすんだとは思います。

・ただ、相手の空気がいつもと違うなというのはなんとなく分かっていたはずです。それでも煽るようなことをしてまで勝つ必要があったのかなと僕は正直思いました。

・試合終わりに後輩にアドバイスを求められた僕は「向こうの雰囲気が悪かったのもあって勝ちにこだわった戦略がはまった感じだったね。」と言うと後輩は「え、そうでした?いやー気づきませんでした。ただ、すっごいミスってくれて助かった部分はありましたね。」と答え、何事もなかったかのように練習に戻っていきました。

・後輩の言葉を聞いたときに僕は思わず「いや、察し悪っ。」と思ってしまいました。

・でも、あそこまであっけらかんとした態度で言えると言うことは本気で後輩が気づいてない可能性もあるなと思いました。

・察する、空気を読むって簡単なことじゃないんだなと思ったと同時にこの言葉にできない感覚を大切に鋭敏にしておくことで将来役に立つ日が来るだろうなと確信しました。

・以上です。

・おやすみなさい。

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