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【ルームシェア】昔強かった奴選手権【最強人間】

2023/10/07

昔はこんなに弱くなかった。

本当なんだ。

今の僕を見たらそれは、

貧弱で貧相でひん曲がった人間の妄言だとでも思うだろう。

僕が逆の立場だったらそう思う。

でも強さって言うのは、実は弱さよりも遥かに脆くて、

気がつけば些細な亀裂で崩れ去ってしまうものだ。

遊びのない硬いコンクリートの方が

逆に壊れてしまいやすいものだったりするように

弱いと言うのは

弱くいられると言うのは

それだけで恵まれていることなのだ。


その逆

強いと言うのは

強くいなくてはならないと言うのは

何よりも難しく

それに耐えられると言うのは

それだけで才能なのだ。


プレッシャーを感じない人間なんていない

強ければ強いほど

プレッシャーは大きくなる。

プレッシャーというのは期待という良い言葉に変えられて濁されてしまう。

見えづらくされてしまう。

人は本当の話をする時、目を合わせて喋らなければならない。

期待されていればされているほど

その目の数が多くなる。

そうなると、一人ではとても目を合わせられない。

目が回って、首が回らなくなり、目盛りを失う。

物の価値や大きさを見失ってしまうのだ。


そして、自分が小さい人間のように感じてしまう。

大きな期待を受けて、小さい人間だと錯覚してしまう。

文字通りプレッシャーに押しつぶされて小さくなってしまうのだ。


だから、強い人間ほど

弱い人間になる。


そして自信を失った僕は

一気に弱い人間になってしまった。


でも何もかもを失ったからこそ

重みのない軽い体で

軽くなった頭で思うことがある。

考えられることがある。


昔は強かった。

というよりも

今も強いはずなのだ。

君も僕も

だから忘れないでほしい。


緊張や不安や焦りや期待や希望が

君の目の前を曇らせているだけで

本当は何も変わっていない。

君には君の

僕には僕の

出来ることがあることを


#ルームシェア#板橋ハウス#漫画アニメ



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