2024/01/02

もう無理だと何度言われたことだろう。

それも、誰かにではなく自分自身にだ。

何も成し遂げたことなどなく

いつも怖気付いている。

誰かにできても自分には出来ないと

始まる前から諦める。

その時の決まり文句はいつだって決まって

「もう無理だ」

というこの言葉だ。

出来ない理由を探しては

集めて固めて自分で壁にする。

そして、その巨大な壁を見上げながら

こんなもの自分でなくても諦めると言い聞かせるのだ。

それが良くないことだとわかっている。

だからと言って、諦めなければ奇跡が起きるだとか

やってやれないことはないだとか

そんなことを言うつもりは一切ない。

確かに無理なものは無理で

諦めることも時には必要だ。

背を向けた全てが間違いだとは思わない。

でも、なんとかなった人をみて

頑張った誰かを見て

羨ましいとも思うんだ。

この言葉は君に強要しようだなんて思わない。

人それぞれやりたいことややれることの尺度は違う。

それでも、誰かにできて自分にできないこと

それでも、誰かにできなくて自分にできること

君に出来て僕にできないこと

そのどれもが無いようで存在していて

いつもどこかに潜んでいる。

友達は多い方では無いけれど

成し遂げたやつも

諦めなかったやつもいる。

それは冒険譚であっておとぎ話ではないと

やれる理由を集めて固めて

その上に乗っかって

もっと大きな壁に向き合って笑いたい。

それが間違いだとしても

諦めてもいいけど

諦めないで欲しい。

もう無理は誰かじゃなくて自分にしか言えない言葉だから

もし、それを自分じゃない誰かに言われたのだとしたら

それは事実譚でもなんでもなくて、ただのおとぎ話だ。

#ルームシェア#板橋ハウス#限界状態